男子フィギュアスケート界で“レジェンド”“史上最高スケーター”と呼ばれている羽生結弦(28)。現在はプロのアスリートとしてスケートを続けており、フィギュアスケートの経験を活かして大手企業のPR動画でキレキレのダンスを披露するなど、スケート以外の活動も注目を集めている。
羽生結弦の電撃結婚から離婚
日本だけでなく海外でも人気が高い羽生だが、今年8月4日に結婚を発表。結婚相手の詳細には言及しなかったため多くの憶測が飛び交ったが、レジェンド選手の電撃結婚に世界は“祝福ムード”に包まれた。
しかし今月17日、事態は一変。自身のオフィシャルX(旧Twitter)アカウントで突然“離婚”を告白したのだ。わずか105日間の結婚生活となってしまったが、一体何があったのだろうか――
羽生は離婚の理由について、Xでこう語った。
《現在、様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています》
実際、執拗な取材などが原因で元妻の女性が外に出られない状況が続いたこともあったという。
《私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした。このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました》
ネットでは、羽生を心配するコメントや執拗に取材を重ねたメディアへの怒りの声で溢れた。
「奥さんのことを守ったんだね。男の中の男だよ、羽生くん」
「羽生君は好きな人と幸せになる未来を奪われた。メディアの罪は重いよ、責任取ってほしい」
「大事な人と別れなきゃいけないって決断するの、相当辛かっただろうな。羽生君のメンタルが心配だよ…」
羽生の一連の行動に疑問を呈する声も
羽生は日本だけでなく、フィギュアスケート強豪国のひとつである中国でも人気が高い。そのため、今回の結婚・離婚騒動では中国でも注目が集まっている。
「きっかけは2018年の羽生選手が2連覇を果たした平昌五輪。金博洋(ジン・ボーヤン)選手(26)が中国選手として過去最高の4位入賞を果たしたことで、中国国内でボーヤン選手への注目が高まりました。
同時に、ボーヤン選手が11歳、羽生選手が14歳のときに撮影されたツーショット写真や、2017年の世界選手権での仲睦まじい様子が映った動画がSNSで拡散。『彼の中国に好意的な印象を受けた』と“羽生人気”が爆誕したのです。その後、2人は2022年の北京冬季五輪にも出場し、エキシビションでも仲の良い姿を見せ、再び注目の的になりましたよ」(スポーツニュース編集者)
今回の騒動について中国版X『微博(Weibo)』を見てみると、羽生選手の英断を賞賛する声が多くありつつも、日本での反応とは異なる意見も散見された。なかには、彼の一連の行動に関して疑問を呈する厳しい意見も。
「メディアのせいにしてるけど、こんなことなら最初から妻の身元を寛大に発表したほうが良かったのでは?」
「良い感じに言ってるけど、自分のキャリアを選んで逃げたように感じてしまった」
「夫婦の形はそれぞれだから、羽生くんの決断は否定するつもりはない。でも正直、ほかの有名人夫婦との差を感じてしまった。どんなに世間から注目されても、ときには激しく反対や批判されても、お互いを手放さないカップルもいるからね」
中国では、女性を本当の意味で守れていないと感じる人が一定数いるようだ。
今回の離婚報道で、羽生選手と元妻の女性に“制限のない幸せ”が訪れることを切に願う。