《めちゃくちゃカッコよかったです!!》
《お疲れさまでした!!》
11月21日から23日にかけて、HYDE、YOSHIKI、SUGIZO、MIYAVIからなるバンド『THE・LAST・ROCKSTARS』のライブが行われた。
「2日目の公演がおわったあと、HYDEさんがその様子をインスタグラムにアップしました。ライブに参加したファンから、労いの声が集まりましたが、それ以上に注目されたのは、HYDEさんの胸からのぞく刺青。以前からHYDEさんの身体には刺青があったものの、あまりの増え具合にファンも驚いているようです」(音楽誌ライター)
背中の大きな羽、腕の茨、首に巻き付いているような蛇、胸部の花など、体中に広がっている刺青。ファンからは、
《かっこよすぎます!!》
《刺青入れてからミステリアスさが増した》
といった称賛がある一方で、
《刺青ばかりに目がいっちゃう(笑)》
と、困惑の声もあがっている。
HYDEの背中には以前から“天使の羽”の刺青があったが、最近になってさらに進化。
「自由になりたい」のメッセージ
「元々は肩甲骨周辺に広がる程度の、可愛らしく小さい羽のモチーフでした。今では、縦も横も広がり、背中全体に羽が生えているように見えます。羽のデザインが持つ意味は、自由や誕生、幸運、上昇や希望です。HYDEさんは2001年に“天使の羽”をタイトルにした『ANGEL'S TALE』を発表し、“もし叶うなら秘めた想いうちあけていたでしょう”と歌っていました。
また、以前のインタビューでは“自由になんでもできるなら空を飛びたい”と語っており、大量に彫ってある刺青の中でも一番重要なモチーフなのでは。とにかく“自由になりたい”という想いがずっと強いのでしょう」(L‘Arc-en-Cielに詳しいタトゥーショップスタッフ、以下同)
1999年にリリースされたL'Arc-en-Cielの『花葬』という曲のMVには、ヘビや花など、HYDEの刺青と同じモチーフが頻出。背中の羽と同じくらい目立っている模様が、首に巻きついている“ヘビ”である。
「一見すると不穏な印象を与えるヘビですが、誕生、再生、無限など“正体不明ではあるもののパワーがある物体”を表しています。自分の中から溢れている生命力を表したのか、それとも、何か不安なものを抱えていて、“ヘビに自分を守ってもらおう”と思ったのかもしれません」
ラルクから抜けたいと思っている?
両腕には“いかにも”なイバラが巻きついている。
「イバラの刺青は“防御”のシンボルです。強気に見えるモチーフではありますが、攻撃するためではなく、あくまでも外から自分を攻撃されることを防ぐため。激しいイメージのあるHYDEさんですが、繊細なところもありそうです。ソロや別グループでの活動もあり、“HYDEはラルクから抜けたいと思っている”と言われることもありますが、ラルクの曲に出てくるモチーフを自身の身体に今も入れているなど、愛が感じられる部分もあります」
また、本人の手かは不明ではあるものの、2022年に発表したソロシングル『PANDORA』のジャケット写真には、パンドラの箱を思わせる刺青が入った手のひらが写っている。
「パンドラの箱は刺青では、ポピュラーなデザインではありませんが、“さまざまな災いを引き起こすもの”という意味を持ちます。ちょうど、新しいバンドを組んだのもこの時期でしたから、この作品を出すことによって、これまでの悩みや批判を断ち切ったのでは。ラルクは2021年2月に30周年を迎えたものの、活動頻度は相変わらず控えめ。ソロや新しいバンドの活動に力を入れていくことになってもおかしくありません」
何が起ころうとも、大きな羽で自由に羽ばたいてほしい!