YUKINARI(2022年撮影)

 昨年、クラウドファンディングでトラブルを起こしていたことが週刊女性PRIMEの取材で明らかになった元DA PUMP・YUKINARI。再出発のために始めた『ラーメンなおじ沖縄一号店』を巡って、新たなトラブルを起こしていることがわかった。

「YUKINARIさんは沖縄の祭りや踊りをテーマにしたクラブ『Club Festa Okinawa』の開店資金の一部をクラファンで集めたものの、新型コロナの影響でほとんど営業できないまま閉店休業の状態が続いています。クラブは営業が厳しいこともあり、『ラーメンなおじ沖縄一号店』に活路を見出し、沖縄のメディアで取り上げられるなど人気店になっています」(沖縄在住ライター)

クラファン支援者からの問い合わせも無視

 昨年同店を訪れた記者に対し、

「(ラーメン店は)クラブの赤字を補てんするために始めた」

「支援者の方にはラーメン店の食券など個々に対応して、違う形になるかもしれませんがきちんとお返しさせていただきます」

 と真摯な対応を見せていたが……。YUKINARIから『ラーメンなおじ沖縄一号店』を今年8月に引き継いだAさんはこう告白する。

「私の会社でも沖縄県外で『新潟拉麺 なおじ』のチェーン店を運営していることもあり、県内に出店を考えていたんです。そんな時、共通の知人から“ラーメン店を辞めたい、YUKINARIさんが経営権を譲っても良いと話している”と聞いて。新規出店するよりは店舗を引き継いだ方が費用が安く済むこともあり、クーラーの修理費を負担する条件で経営権を譲ってもらったんです」(Aさん、以下同)

 引き継ぎ作業や共同経営のイメージを保つということから、2024年までは週に4回YUKINARIに出勤してもらうことで話がまとまっていたものの、経営権がAさんに渡ると態度が豹変。「身内に不幸があった」という理由などで出勤しなくなったという。

「最初は“11月までの出勤にしてほしい”とお願いがあり、すぐに“10月までなら……”とどんどん出勤可能な期間が短くなっていて。最後には“身内に不幸があり、親の面倒を見ないといけなくなったので出勤は難しい”というメッセージが届いて以降、連絡が取れなくなってしまったんです

 その後も彼のずさんな対応が次々と発覚。

Uber Eatsの売り上げの振込先がYUKINARIさんの口座のままになっていたり、郵便物をチェックしたところ光熱費の未払い請求書も溜まったままだった。週刊女性PRIMEの取材で、クラブのクラファンのリターンを『なおじ』の食券などで対応すると発言していたこともあって、支援者からの問い合わせが店のSNSなどに届いていたのですが、それもまったく対応していなかったんです

YUKINARI(2022年撮影)

 店舗を引き継ぐ際の条件には未払い分の光熱費の支払いやクラファンの対応などは含まれていなかったことから、Aさんは何度も連絡をしたものの返事は一切なかったという。

担当弁護士も電話をガチャ切り

「Uber Eatsの売上げも数か月分持ち逃げされたまま話ができない状態なので、現在YUKINARIさんが働く那覇市松山にあるバーにアポなしで訪問したんです。すると反省の弁を述べるどころか、“お客さんに迷惑がかかる”と不機嫌に。そして“弁護士を通して”と言うばかりで、私たちの話は聞いてくれませんでしたね

 仕方なくAさんは担当弁護士に電話をしたものの、こちらも何度かけても不在で折り返しの電話もなかったことで、今回告発することを決めたという。

YUKINARIさんの会社の出資者に対しても多額のお金を借りているにもかかわらず、“あの人に騙された”などと周囲に話していると聞きました。ミスをすべて人のせいにするため、YUKINARIさんの周りからどんどん知り合いが離れていっている状況です。同じような被害者を出したくないという思いから、以前クラファンのトラブルを取り上げていた週刊女性PRIMEさんに連絡することにしました

 Aさんに代わり記者が担当弁護士宛に質問状を送ったものの、1週間以上返事が届かず。そこで何度も弁護士事務所に電話をかけたところ、質問状を送って10日目にようやく電話が繋がった。

相談した結果、回答は差し控えます。なので二度とこちらにもYUKINARIさん側にも連絡はしてこないでください

 と担当弁護士にも電話をガチャ切りされてしまった。Aさんにこのことを伝えると、

現在もYUKINARIさんからは謝罪の言葉ひとつありません。Uber Eatsの売り上げの口座変更もしてくれないので、こちらは1度解約して新規登録し直すことにしました。担当弁護士も含めてずさんとしか言えない対応には、怒りを通り越して呆れるばかりです

 かつて所属していたDA PUMPは、YUKINARI が脱退した08年に新たに加わったメンバーと再出発。ショッピングモール巡りなど下積みを経て、『U.S.A.』のヒットで再ブレイクを果たしている。DA PUMPの名前に傷をつけないためにも、誠意のある対応をしてほしいものだが……。