『タコハイ』CMでは田中みな実のネイティブ英語も話題

「タコハイって何味なの、って思うよねぇ」

 田中みな実が可愛くつぶやくCMが印象的なサントリー『こだわり酒場のタコハイ』が年末にかけ、いよいよ好調な売り上げを見せている。

「今年3月の発売当初の年間計画では250万ケースの販売を想定していました。現在ではその2倍以上となる600万ケースを超えると見込んでおります」(サントリー広報部)

「みな実売れ」の経済効果

 予想の倍以上とはすごいけど、どういう状況?

「まずCMで味に興味を持ったお客様がタコハイを購入してくださり、味を知ってまたリピート買いをしていただいているようです」(同)

 爆売れは、CMでネイティブ発音の“サントゥリー”を披露した田中の功績によるところも大きいだろう。

「みな実売れ」「みな実買い」なる言葉がある。田中が雑誌やテレビのトーク番組などで推した商品が売れまくることを指す言葉だ。

この数年の田中さんの経済効果は抜群。特にコスメ、美容グッズでの影響力は絶大です。昨年、話題になった美容液は30ミリリットルで9900円という高価格ながら、田中さんがリピート買いしていると公言、広告のビジュアルに登場したことで売り上げ比が1200%超えというビッグセールスを記録したそうですよ」(美容ライター)

過去のタコハイとの関わりは

 売り上げ比1200%とはまさに神がかった“みな実売れ”! 2019年に写真集を発売、その宣伝のために期間限定で開設したインスタに200万を超えるフォロワーがついたカリスマ的人気の田中。そんな彼女のパワーで若い女子もタコハイを“みな実買い”しているのでは?

サントリー『こだわり酒場のタコハイ』(公式サイトより)

「今回の田中さんの役柄は“謎の美女”。店の常連客役の梅沢富美男さんとの掛け合いの面白さも見どころです。おふたりのおかげか、お若い方々からシニア層まで幅広い世代のお客様にご好評いただいております」(前出・サントリー広報部、以下同)

 タコハイ×美女の組み合わせといえば、1984年に放映された『サントリー 樹氷タコハイ』CMでの和服姿の田中裕子を思い出す読者も多いだろう。そもそもタコハイの名は、その前年にあったサントリー焼酎『樹氷』CMで田中が言った“タコなのよ、タコ。タコが言うのよ”というセリフから生まれたものではなかっただろうか。

「過去のタコハイと今回の『こだわり酒場』ブランドのタコハイは、関わりありません。好調なレモンサワー以外に食事に合うチューハイを研究し、飲食店で人気のプレーンサワーから着想を得て開発した商品。ほのかな柑橘の香りと焙煎麦の香ばしい風味が特徴となっています」

 すっきりした飲み口で暑い夏にこそピッタリなのかと思われたが、最近ではおでんと合わせる“でんタコ”スタイルを推すCMも。

「季節を問わず“食事に合う味”を追求して開発しています。タコハイのタコは、“多幸”のタコ。缶には唐草柄や寿の文字もデザインされており、縁起もいいので、これから年始にかけてもぜひおすすめしたいですね