12月8日、ようやく旧ジャニーズ事務所の新会社名が発表された。
「会社名は『STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)』。ファンクラブで行われた新社名公募に集まった14万件を超える意見をもとに、議論を重ねたそうです。かねてから報道されていたとおり、コンサルティング会社『スピーディ』の代表取締役社長である福田淳氏が新社長に就任しました。役員には、取締役COO(チーフ・オペレーティング・オフィサー)として井ノ原快彦さんも名を連ねています」(スポーツ紙記者)
3つの挑戦
当初掲げていた“1か月以内の設立”とはならなかったが、ようやく“スタート”した新会社。その新たな挑戦として、ホームページで以下の3つを掲げている。
・DX化:独自の音楽配信サービスを立ち上げる
・グローバル展開:米国、韓国等、世界展開
・メタバース市場参入:最先端技術でアーティストの才能を拡張
この中で、最も注目が集まっているのが“独自の音楽配信サービス”という項目。
現在、嵐やTravis Japanなど、すでにサブスク解禁となっているグループもあるが、多くのグループでは未解禁かつ、KAT-TUNなどは一部の楽曲しか配信されていない。また、SMAPなど解散したグループの曲も、サブスクで聴くことはできない。ファンたちは“独自のサービス”の中身が気になっている様子だ。
《独自の音楽配信サービスって何?》
《J楽曲だけのサブスク爆誕の可能性出てきた?》
一方で、“3つの挑戦”の矛盾を指摘する声も。
《世界に広める気ある?》
「1つ目を《独自の音楽配信サービスを立ち上げる》としており、2つ目が米国や韓国などへの世界展開となっています。しかし、いま世界で活躍するためにはSpotifyやApple Musicなど、広く利用されているサブスクへの配信は必須。気軽に聴いてみて気に入れば、繰り返し聴かれるようになり、それがヒットに繋がるのです。
独自のサービスでは、その音楽が届くのは“もともと彼らのファンである人”が中心となる可能性が高い。それだと、世界展開へのハードルが上がってしまいますから、この“挑戦”は両立しないのでは……」(音楽ライター)
ネット上でも同様の声が多く、
《独自の音楽配信サービスとか言っている段階で本当に世界に広める気ある?》
《オタクしか聞かない独自のサービスなんて要らないのよ》
《グローバル展開するといったのに最も大事な音楽は広まらない》
などといった不満が募っている。
いったい、どんな音楽配信サービスになるのか、発表が待たれる。