フルマラソンで3時間30分切りを達成し、好記録をファンに報告した井上咲楽(本人のインスタグラムより)

《辛くなった時を考えて不安になりましたが、辛くなった時のことは辛くなってから考えればいいと思って気持ちよく走ってきました》

 12月3日、NHK・BSのランニング番組『ランスマ倶楽部』の収録で、タレントの井上咲楽がフルマラソンに挑戦し、3時間30分切りを達成。自身のインスタグラムで好記録を報告した。

「タレントの域ではない」

「3時間30分切りは“サブ3.5”といい、女性ランナーのわずか3%前後しか達成できないと言われています。初心者はまず4時間切りの“サブ4”を目指しますが、サブ4の時点でマラソン大会の上位20%ほど。井上さんのタイムは、経験者も唸る記録ですよ」(スポーツ誌ライター)

 好記録に対してネット上では、

《フルマラソン3時間前半ってもうタレントの域ではない。普通に考えて陸上競技経験者の域》

《持って生まれた才能プラス相当な練習量がなければ達成出来ない記録》

 など、驚きと絶賛の声が多く寄せられている。一方で、井上のマラソンといえば今年7月にフジテレビで放送された『27時間テレビ』の100kmマラソン企画を思い起こす人も多いのではないか。

「どんだけヤバかったの」

「井上さんは6人しかいなかった完走者の中で、さらに総合で4位、女性では1位という素晴らしい成績でしたが、ゴールした際、倒れるような形で膝から崩れ落ち、苦しそうに四つん這いで移動しようとする姿が放送され、その衝撃的な様子が物議を醸しました。お笑いコンビ・東京ホテイソンのたけるさんが駆け寄りましたが、それまで番組スタッフは井上さんを“放置”していたとして、対応に批判が相次ぎ、炎上騒動となりました」(テレビ誌ライター)

健康的な肉体美を披露する井上咲楽(本人インスタグラムより)

 フジテレビは後に、放送には乗っていないものの、たけるが駆け寄った直後に番組スタッフも介抱したと説明している。しかし、未だにその光景を覚えている人は多く、井上がフルマラソンで好記録を達成したニュースを受けてネット上では、

《あの企画、どんだけヤバかったの》

《フルマラソンで3時間半切れる人がその数か月前とはいえ走りのペース知らなかったわけないし、そんな咲楽ちゃんが倒れる企画ってどうなの?》

《フジテレビ、やっぱまじでヤバいじゃん》

 など、やはりタレントをフォローする体制や企画内容に無理があったのでは、とする声が上がっている。

『27時間テレビ』の100kmマラソンに関しては、日本テレビが毎年夏に放送している『24時間テレビ』のチャリティーマラソンよりも大幅に速いタイムで完走が可能なことを証明した、とする声もあり、企画の成果を評価する声も少なくない。

 辛くなったときのことは辛くなってから……じゃやっぱり危険!?