「執筆者を知らない状態で目を通したら、まさか高校生が筆頭著者として手がけたとは思えないほど、素晴らしいクオリティーだと思いました」
秋篠宮家の長男である悠仁さまの論文
東京・日本橋にある個別指導塾『三井塾』の三井慎太郎塾長が絶賛するのは、11月22日に『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』に掲載された論文《赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―》について。
「秋篠宮家の長男である悠仁さまが、研究者との共著で初めて発表された学術論文です。'12年から'22年まで、秋篠宮邸のある赤坂御用地内に生息するトンボ類を随時調査し、その結果を地図や写真とともにまとめられました」(皇室担当記者、以下同)
トンボを撮影したり、幼虫をふ化させたりして種を分類した結果、御用地内に8科38種類が確認されたといい、
「東京都区部のレッドデータブックで『絶滅危惧IA類』に指定されるオツネントンボやオオイトトンボも含まれていました」
25ページに及ぶ論文の共同著者に名を連ねるのは、トンボ研究の権威として知られる国立科学博物館の清拓哉氏と、宮内庁職員の飯島健氏。
「'22年4月、御用地で清氏と面会なさった悠仁さまは、パソコンでデータを見せながら、それまで研究してこられた御用地に生息するトンボ全種のリストを説明されたそうです。その知識量に感銘を受けた清氏が、論文作成を提案。悠仁さまは、清氏の指導を受けながら、今年3月に論文を仕上げました」
もともと国立機関『農業・食品産業技術総合研究機構』の研究員だった宮内庁職員、飯島氏のサポートもあったが、
「主体となってデータを取り、作業されたのが悠仁さまだったことから、研究への貢献度がもっとも高いとされる“筆頭著者”に選ばれたようです」
トンボに強い関心を示す悠仁さま
幼少期からトンボに強い関心を示されていた悠仁さま。
「'18年、宮内庁が開催する文化祭に、トンボの粘土細工を出品されたことがありました。中学1年生だった'19年にお書きになった『トンボと私』という作文が、読売新聞社が主催する『第69回全国小・中学校作文コンクール』で佳作に選ばれたこともあります」(宮内庁OB、以下同)
ナマズの研究で皇族初の博士号を取得された秋篠宮さま譲りの研究者肌なのだろう。
今年11月の誕生日会見で、悠仁さまのご近況について問われた秋篠宮さまは、「今度、高校3年になるわけです。(中略)学校以外の多くの時間を机の前に座っているという状況ではあります」とし、「おそらくいちばん関心が高いのはトンボ類のこと」と述べられた。
前出の三井塾長は、学術論文を発表された悠仁さまの“志望ルート”をこう推測する。
「大学進学では、推薦入試を念頭に置いていらっしゃる可能性が高いと思います。推薦の場合、志望大学で学びたい研究内容について、高校時代、どのように取り組んでいたかが評価対象となります。学術論文は、活動記録として十分アピールできるでしょう」
ただ、それだけで合格するほど大学受験は甘くない。
「志望理由書のストーリー性も重要です。“将来的にこの研究をしたいから、高校2年のときに論文に取り組んだ”というビジョンを盛り込めれば、より高く評価されるのでは。同時並行で一般受験のための勉強をしておく必要もあります」(三井塾長)
受験勉強が本格化する中、悠仁さまの通われている筑波大学附属高校(以下、筑附)では修学旅行が実施された。
「高校2年を対象に、11月20日から24日までの4泊5日で沖縄県を訪問しました」(筑附関係者、以下同)
宮内庁は、この修学旅行に悠仁さまも参加し、『沖縄平和祈念資料館』や世界遺産の『今帰仁城』などへ足を運ばれたことを公表。7歳だった'13年12月、秋篠宮ご夫妻と私的に旅行した沖縄とは、ひと味違う思い出をつくられたようだ。
「筑附の修学旅行で恒例となっている、離島での民泊体験もありました。生徒たちは、民家の手料理に舌鼓を打ったり、海辺でアクティビティを楽しんだり。文化や自然を満喫したようです」
修学旅行中のご様子が拡散されている
ご学友とともに充実した5日間を過ごされたと思われた悠仁さまだったが、
「ご帰京後、後味の悪い思いを抱かれているようです。というのも、悠仁さまの修学旅行中のご様子が、とあるユーチューバーによって拡散されているようで……」(宮内庁関係者、以下同)
該当のユーチューバーは、皇室に対する批判的な動画をアップしているだけに、心中穏やかでいられないという。
「《修学旅行の内部情報を独占入手》というタイトルの動画には、悠仁さまが参加された修学旅行のしおりや具体的な旅程だけでなく、学校関係者しか知らないようなエピソードや、悠仁さまを隠し撮りしたような写真が複数収められています。それらの情報源が“筑附の生徒”であることも明かされていました」
週刊女性が確認したところ、修学旅行の概要やスローガン、悠仁さまが写っている今帰仁城での集合写真などが配信されているほか、
「全体を通して、悠仁さまがおひとりで行動されていることが多く、“ポツンとしていた”といいます」(皇室ジャーナリスト、以下同)
悠仁さまの“トンボ愛”がうかがえるエピソードも。
「筑附は3年間、クラス替えがありません。ただ、修学旅行中にはほかのクラスの人と交流する機会もあったといい、旅行のしおりには、クラスや名前とともに簡単な自己紹介が記されたそうです。悠仁さまは《昼に時間があればトンボ見たい》とコメントされていたとか」
これらの写真や情報の真偽、動画に対する見解について週刊女性が宮内庁に問い合わせたところ、《お尋ねの動画の内容に係る事実関係については、お答えを差し控えます》とのことだった。事実であれば、親しい人しか知らない話がユーチューバーに“リーク”されたことになる。
情報漏洩でも一概に責めることはできない
こうした騒動について、皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、
「悠仁さまの情報や近影が、日頃から国民に提供されていれば、“暴露”は減るでしょう。宮内庁が悠仁さまのありのままの素顔と日常生活を積極的に発信していないことに問題があると感じました」
仮に同級生による情報漏洩だとしても、一概に責めることはできないという。
「悠仁さまが皇族という特別な立場であるのは確かです。その生徒があえて“裏切り行為”ともなる、悠仁さまのプライバシー暴露を行った気持ちの根底には、世間に流布されている“友人と溶け込み、学校になじんでいる”という悠仁さまのお姿とは違い、実は孤独で、深い哀しみを抱いておられるのだという違和感や同情心があったのでは」(小田部教授、以下同)
眞子さんと小室圭さんの結婚問題や、佳子さまの別居騒動も影響しているようだ。
「国民からの敬愛が損なわれつつある秋篠宮家で、孤独に青春時代を過ごす悠仁さまの現状を公にすることで、同年代ながら人一倍、精神的苦痛を抱かれている悠仁さまを婉曲的に支援しようとしたのだと思います。その生徒は、悠仁さまの境遇と精神的負担にシンパシーを感じていたのかもしれません」
未来の天皇は、“裏切りリーク”を寛大な心で受け止められるのだろうか─。