新たな社名は『STARTO ENTERTAINMENT』─。
旧ジャニーズ事務所は12月8日、新会社の名前が決定したことを発表した。
「10月に旧ジャニーズ事務所が開いた会見では、所属タレントとは新会社を立ち上げて所属契約やエージェント契約を結んでいくとしていました。その後、2か月ほど音沙汰がない状況でしたが、やっと決まりましたね。会社自体は10月17日に設立されていましたが、新社名の決定や企業体制を整えるのに時間がかかったのでしょう」（スポーツ紙記者）
ファンの気持ち「置き去り」
公開されたホームページには、社名について、《STAR（スター）＋と（未来へ向かう）》と記され《今いるスターたちと、これから出現するスターたち。それぞれの個性や目標に寄り添い、伴走する。そしてここから新たな伝説をスタートする。そんな思いを込めています》と説明している。新たなスタートとなるが、とある芸能プロ関係者は気になることがあると話す。
「新社名はファンクラブ会員からの公募で決めると言っており、応募総数14万156件の中に『STARTO』というワードは11件あったと公表しています。ただ、これがファンからの公募をもとに決めたといえるのでしょうか。11件だと全体の0・01％にも満たない数ですし……。なんだかファンの気持ちが置き去りにされているように感じます」
指摘のとおり、SNSにはこんな声があふれる。
《「新社名は公募して決める」と言っておきながら集めた意見は考慮せず、これは独断で決めてます》
《11件の意見を採用するところからファンの声は全然届いてないってか、聞いてないのかなとすら思いました》
多くの人が“嫌悪感”
ただ、ファンが問題視しているのは社名だけではない。
「新社長に福田淳氏が就任したことに反対する声が多数あがっています。旧ジャニーズ事務所の問題が公になったとき、福田氏は批判する立場を取っていました。それが一転、社長就任を受け入れたのは何か別の目的もあるはず。社長就任を辞退した東山紀之さんに戻ってきてほしいとする声も出ています」（前出・スポーツ紙記者、以下同）
福田氏は、女優・のんがエージェント契約を結ぶコンサルティング会社『スピーディ』の社長でもある。ファンクラブで公開された動画では、新会社の役員に就任した井ノ原快彦から社長就任を依頼されたと語っている。
「のんさんは元事務所を辞めてから、今も民放番組には“ほぼ”出演していない。その一方で、映画や舞台で活躍し、海外進出もしています。業界ではその福田さんの手腕は評価されている。しかし、福田さんは美女をはべらせて酒を飲む“パリピ姿”をSNSに投稿しており、ファンの多くは“この人で本当に大丈夫なのか？”と。ジャニーズファンは、ほぼ女性ですから、多くの人が嫌悪感を抱いているんです。ファンクラブ会員をやめると話す人もいます」
旧ジャニーズ事務所が年間で約500億円もの莫大な収入を得られていたのも、ファンクラブビジネスという金のなる木があったから。ファンの気持ちが離れれば、収入は激減。事務所を離れるタレントも出てくるはず。元ジャニーズJr.だった男性は、「ジャニーズの内情を知らなかった人に社長が務まるのか。そこは心配です」
この先どうなるのか。福田氏の手腕に注目したい。