山本淳一、佐藤寛之(1989年撮影)

 

 11月24日、三宅健、北山宏光、Number_i(平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太)、IMP.の総勢12人が出演するYouTube番組『とべばん』を生配信するなど、滝沢秀明が立ち上げた芸能事務所TOBEが、“ファミリー売り”に力を注いでいる。

「先に旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)から独立した元SMAPの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんによるユニット『新しい地図』の成功を参考にしている部分もあるでしょうね。

 クリスマスイヴにも『とべばん』の配信が決定していますし、個人やグループでの活動と並行しながら今後も“TOBEファミリー”売りに力を入れるのでは」(スポーツ紙記者)

元光GENJIと“ベテラン”元ジャニがユニット結成

 何かと注目を集めるTOBEの裏でひっそりと、旧ジャニーズアイドルたちが再集結している。

元・光GENJIの佐藤寛之さんと山本淳一さんが『ふたつの風』というユニットを結成し、12月5日にシングル『君と物語』を発売。リリースに先駆けて9月16日から12月10日まで約3ヶ月に渡り、発売記念イベントを全国で行いました」(音楽ライター)

 '87年にデビューし、ローラースケートパフォーマンスとその高いアイドル性で一世風靡をした光GENJI。しかし'95年の解散後、山本は一般企業に就職していた時期もあるなど現在は人気タレントとは言えない2人ながら、発売記念イベントは各地で大盛況だったという。

ローラースケートを履いて光GENJI時代のヒット曲『ガラスの十代』を披露したり、会場によっては客席に降りて目の前で歌うなど神対応ぶりがSNSなどで話題になり、回を重ねるごとに動員が増えていった印象です」(同・音楽ライター)

 『ふたつの風』の事務所には元・少年隊の植草克秀も所属。それぞれのファンクラブが立ち上がっているほか、『Three Clovers』というユニット活動も3人で行なっていて、アクリルキーホルダーなどユニットのグッズも発売されている。

11月の東京・京王プラザホテルに続き、12月24日にはグランドプリンスホテル大阪ベイで、3人のディナーショーが行われます。4万1000円という価格ながら、チケットはすでに完売。当時では考えられないような神対応をしてくれる現在のイベントやディナーショーは、ファンにとってはそれだけのお金を払う価値があるということなのでしょう」(アイドル誌編集者)

ThreeCloversのグッズ(公式サイトより)

 芸能プロ関係者は「旧ジャニーズ勢の合流は今後も増えるのでは」と予想する。

「ジャニー氏の性加害が社会問題になった後、岡田准一さんや二宮和也さん、生田斗真さんなどが退社を発表しました。TOBEに移籍した人以外はフリーや個人で活動を続けるということですが、タレントと同じく今回の騒動で退社したスタッフも多いですからね。信頼できるスタッフが新たな事務所を立ち上げることがあれば、TOBEやThree Cloversのように旧ジャニーズタレントたちが再集結するケースも出てくるはず

 Three Cloversの成功で、旧ジャニーズのベテラン勢の活動も活発になるかも?