MEGUMI、小池栄子、小倉優子、磯山さやか、真鍋かをり……かつては数多くのナイスバディな女性タレント達がグラビアを足がかりにバラエティ、あるいは女優の道へ巣立っていった。しかし、最近ではグラビアから他ジャンルへの転身に成功する者はめっきり減っている印象だ。
グラビアアイドル・清水あいりの存在感
このままグラビアタレントは下火になってしまうのか? しかし数々のグラドルたちを見てきた芸能事務所プロデューサーはこう語る。
「今注目しているのは清水あいりです! 彼女は低迷しているグラビアタレント業界に風穴を開ける存在だと確信しています。とくに“バラエティ力”が素晴らしい。現に、千鳥やくりぃむしちゅーなど人気芸人と絡んでも、その存在感を発揮しています」(芸能事務所プロデューサー)
清水あいりは現在数々のバラエティ番組で活躍するグラビアアイドル。千鳥がMCを務める『相席食堂』では「セクシー擬音しりとり」や「セクシー空手」といった持ちネタを披露し、“エロ”を超えた面白さで千鳥の2人を魅了した。
彼女のバラエティ進出の勢いは止まらず、くりぃむしちゅー・上田やかまいたちなど、今のテレビ業界で有力司会者と目される芸人たちとも次々と共演し爪痕を残している。さらにはバラエティの枠を飛び出し、大河ドラマ『どうする家康』(10話)に出演した際には、
《大河に清水あいり出てる!大丈夫?放送事故にならない?》
《どうする家康見てたら清水あいり出てきて大爆笑した》
とネット上が騒然。笑いが止まらないといったコメントが溢れる事態となった。
グラビア界のアホの坂田
「彼女はただセクシーなわけでも、ただ面白いだけでもない。あのビジュアルで特技が“空手”、さらにそれを“セクシー”と結びつける面白さ。また“グラビア界のアホの坂田”というキャッチコピーも秀逸ですよね。とにかく番組で取り上げられる要素がたくさんあるんです。こういう子は強いですよ」(前出・芸能事務所プロデューサー)
今一番勢いのあるグラビアタレント・清水あいり。しかし、ブームが去ると一気に“賞味期限”が切れてしまうのが芸能界だ。グラビア界の現状を打破しつつある彼女が、芸能界で長く生き残るには何が必要なのだろうか。
グラビアから転身した先輩タレントを例に取ると、小池栄子は演技力が評価され、女優に定着。MEGUMIは“大人可愛いさ”が評価され美容本がタレント本で年間1位の売上を記録。小倉優子も子育てをしながら大学を受験し、見事合格するなど一念発起して“二発目”をヒットさせることが大事なことがわかる。あるいは磯山さやかのように「地方出身(茨城)」を売りにしてご当地企画の常連になる手も…。果たしてセクシー面白い清水あいりの二発目は。