SKY-HIこと日高光啓(本人のインスタグラムより)

《パワハラに該当する行為は一切なかったとそこは強く否定させて頂きますが、彼女自身が体調を崩していらっしゃるのだとすれば、非常に残念ですし、心穏やかに過ごせる日が来る事を願っております》

『文春オンライン』が12月14日に報じた、人気ミュージシャンでラッパーのSKY-HIこと日高光啓による“パワハラ疑惑”。日高が代表を務め、2020年に設立した芸能事務所『BMSG』から今年6月、主力の女性ディレクター・S子さんが、SKY-HIのパワハラ行為を訴えて離職していたという。

 日高が設立したBMSGはボーイズグループ『BE:FIRST』のプロデュースで成功を収めると、次のオーディションを経たグループ『MAZZEL』も今年5月にデビュー。このMAZZELに関して、日高はプロジェクトをS子さんに一任していたというが、8月にS子さんは急遽、事務所を「卒業」することをXで発表したのだった。

意味深な“いいね欄”

「記事によると、S子さんは適応障害と診断されたほか、離職後には別の命にかかわる重病も発覚し、現在療養中とのこと。『文春』はS子さんが離職前、会社への主張や交渉用に作ったという“告発文”を入手しています。その内容によれば、S子さんはMAZZELの指導の際に“付箋”を用いていたそうですが、日高はそれを陰湿にオマージュする形で、10人ほどが居合わせる場でスタッフにS子さんの“問題点”が書かれた付箋を1枚1枚読み上げさせたといいます。また、レコーディングの際に“邪魔だと思ってるんだろう”と“逆ギレ”したエピソードや、宣材写真をめぐって高圧的な批判を繰り返したとする話も記されていたようです」(スポーツ紙記者)

『文春』の取材に対し、日高は冒頭のようにパワハラ行為を否定。告発文の内容についても《事実と異なります》と回答しているが、ファンの間では、S子さんのSNSが「意味深すぎる」と話題になっている。

「S子さんのX(旧ツイッター)の“いいね欄”に、ブラック企業やパワハラに関する投稿が並んでいるんです。S子さんが“いいね”を押しているそれらの投稿は7月のもので、彼女が突然“卒業”を報告した直前の時期。日高さんやBMSGに所属するアーティストのファンたちは、S子さんのいいね欄を見て騒然としています」(芸能ライター)

「闇深すぎ」「助けを求めてた」

 確認すると、確かにS子さんは《パワハラをする人間は、部下に「問題は必ず自分自身にあると思え」と過度な自責思考を押し付けることがあります。そうやって洗脳された部下は、理不尽なパワハラを受けているのに「自分が悪いんだから仕方がない」と思い込むようになってしまいます》といった投稿や、《ブラック企業で働いている人は「普通」を知らない人が多い》といった投稿、さらには《あそこは凄くパワハラ体質の現場だった》《多くの才能のある若者が実際に生贄にされたことがわかった》と、アイドルビジネスに携わっていたアートディレクターが業界の“闇”を吐露している投稿にまで“いいね”を押している。

日高がプロデュースするBE:FIRST(公式Twitterより)

 日高のパワハラを匂わせるような“いいね欄”に対して、ネット上では、

《S子さん(投稿では実名)のいいね欄、これ意味深すぎるだろ》

《何かを伝えたかったんだろうか……》

《闇深すぎ……怖い》

《きっと助けを求めてたんだよね》

 といった声が寄せられている。

「S子さんの“いいね欄”が日高さんに対する告発内容の裏付けになることはありませんが、時期的に考えて、パワハラ報道のことと結びつけてしまうファンが多く出てきてしまうのは仕方のないことでしょう。プロジェクトを離れることにはなりましたが、彼女が育ててきたMAZZELは未来あるグループ。このままネガティブなイメージが付きまとうことにならなければいいのですが」(前出・芸能ライター)

 ファンやメンバーが望む結論は――。