嵐・二宮和也がフジテレビ系「月9」枠で中谷美紀、大沢たかおとともに主演を務めた連続ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』が、12月18日に最終回を迎えた。初回からすべて1ケタ視聴率を記録し、全話を通しての世帯平均は5.3％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）。歴代「月9」ドラマにおける最下位の成績となった。
旧ジャニーズ事務所の人気アイドルグループ・嵐は二宮、大野智、櫻井翔、相葉雅紀、松本潤の5人で活躍してきたが、2020年末をもってグループ活動を休止。そのまま休業に入ったリーダー・大野を除く4人は、個人活動を継続している。
個々では厳しい状況
「以前から俳優業で評価の高かった二宮さんは、もっとも“安泰”とみられていました。昨年4月期のTBS系主演ドラマ『マイファミリー』は全話平均12.9％をマークし、今年7月期の日曜劇場『VIVANT』にサプライズキャストとして登場したことも話題に。一方、『ONE DAY』はベテランの中谷さんや大沢さんとトリプル主演という点でも期待されていたものの、大爆死。しかも、まさかの『月9』史上ワースト1位となって、関係者らも困惑しているのでは」（テレビ誌ライター）
そんな二宮以外の嵐メンバーも、近頃は“不穏”な話題がつきまとっている。今年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めた松本は、『週刊文春』にて現場での“パワハラ疑惑”を報じられた。相葉は、嵐の冠バラエティ『VS嵐』（フジテレビ系）の枠で引き継いだ『VS魂グラデーション』（当初は『VS魂』）が9月に終了し、10月からの新番組『木7◎×部』にメインで出演しているが、一部では早くも“打ち切り”がウワサされている。
「櫻井さんは1月期に主演した日本テレビ系ドラマ『大病院占拠』が大コケしていたにも関わらず、年明けに続編の『XXX占拠』（仮）がスタートするとあって、ネット上では一部から疑問の声が寄せられています。このように、嵐メンバーとして絶大な人気を誇ってきたはずの彼らも、個々では厳しい状況に立たされつつあるんです」（同・ライター）
ささやかれる「再会の日」
そんな中、今年の大晦日に嵐のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が特別上映されると発表があった。同映画は、嵐のデビュー20周年記念ツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の東京ドーム公演（2019年12月23日）を撮影した作品で、2021年11月から一時期公開されていた。
今回の特別上映は、観客が声を出せる「応援上映」の形がとられ、本編上映前に“メンバーによるスペシャルメッセージ”も上映すると告知されている。この発表に、ネット上のファンは、
《メンバー出てくるって事は……嵐、再開の日は近いのか？！ 》
《○年の○月に嵐は復活しますとかあったらいいのになー》
《もし解散するならスペシャルメッセージなど言いませんし 映画上映開催もされないと思いますし》
などと反応。グループの再始動についてアナウンスがないまま今に至るが、特別上映の実施によって“現状で解散発表はなさそう”という見解を示し、むしろ“ついに再始動するかも”といった期待が膨らんでいる様子だ。
「《チケット争奪戦》を予想する書き込みもあり、グループとしての嵐を推していきたいファンはいまだに多いようです。事務所は今年、創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題で対応に追われ、所属タレントらも大変だったと思います。嵐に関しては、10月に二宮さんだけが独立するという展開もありました。それでも、各メンバーがさまざまな思いを抱えつつ解散を選ばずにここまで来たからには、やはりまたグループでやっていくつもりがあるのでしょう。大晦日のライブ映画で、何か朗報が聞けるといいのですが」（スポーツ紙記者）
再始動の目処さえ立てばファンが喜ぶのは当然として、個人で奮闘中の4人もホッとできるかもしれない。