《この度、堂本剛と百田夏菜子は結婚いたしました事をご報告させていただきます。 世界の平和を願い、自分たちのいまに感謝を込めて、一日一日を大切に生きていきたいと思います。 皆様のお心が少しでも平安に向かいますよう心よりお祈り申し上げます。》
2024年早々のサプライズ結婚だ。旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP、STARTO ENTERTAINMENT)の人気デュオ『KinKi Kids』堂本剛と、アイドルグループ『ももいろクローバーZ』リーダー・百田夏菜子が1月11日に連名で結婚発表。
あらかじめファンクラブを通じて、まずはファンに報告した両者。剛は被災地に配慮しつつ、《このいまを想いながら愛を大切に優しく強く生きて行きます そして皆様との幸せな時間も変わらず叶えていきたいと思っています》とファンへの思いを綴った。
互いにアーティスト、アイドルとして歌番組などで共演の機会はあったであろう剛と百田。それでも結婚、ましてや交際自体が“ノーマーク”に思えた2人が、一気に距離を縮めたであろう出来事が2016年2月に起きていた。
ももクロの3rdアルバム『AMARANTHUS』と同時リリースされた、4thアルバム『白金の夜明け』に収録されたバラード曲『桃色空』を手がけたのが剛だった。
ジャニーズ以外では初めての楽曲提供
「今や多くのアーティストや歌手に楽曲を提供している剛くんですが、当時は女性シンガーのために、いや、実はジャニーズタレント以外に歌を作ったのはももクロが初めて。なんでもバラエティ番組ロケで夏菜子ちゃんと共演した際に、合間の会話の中で2人だけの約束を交わしたのが始まりです」
大手レコード会社マネージャーが明かすように、2016年2月放送の自身のラジオ『Fashion & Music Book』にて、剛は妻との“馴れ初め”を披露していた。やはりロケ合間に楽曲の話になったとのことで、百田のオファーに《あ、全然(曲)書きますよ》と答えたという剛。すると、
《「(百田から)本当にオファーさせていただいてもいいんでしょうか?」みたいな話にどんどんなっていって。「僕でよかったら…はい。僕の気持ちとしては全然問題ないので、あとは色々が滞りなく行くんであれば」っていう話をして》
あれよと楽曲提供の話は、すぐにレコード会社を巻き込んだビジネスに。当初は《超ふざけた曲》を思い描いていたという剛だが、ももクロサイドの本気の姿勢に《本当に愛情込めて作ろうと思って》とすぐに真剣な曲作りに没頭。
自分の一番大切な人を思って歌って
そして完成した楽曲のレコーディングにも立ち会っては、
《(ももクロたちに)「もうちょっと後ろ目に歌って」とか、「もうちょっとこんなこと思いながら歌って」とか、「自分の一番大切な人を思って歌って」とか(指導も)やってきたんですよ。みんなやっぱり普段はこういうふうに歌ったことないから、「すごく楽しかった」とかいろいろ感想をもらったりして。「あ〜作ってよかったなぁ」なんて思いながら》
初めてのジャニーズ以外での“仕事”で刺激をもらった、剛にとっても思い入れの深い楽曲になったようだった。
「もちろん、この時点で交際が始まったのではなく、以後も『ブンブブーン』(フジテレビ系)の番組ゲストなどで共演を重ねるうちに惹かれ合う存在になっていったのでしょう。
恩師のジャニー(喜多川)さん同様に直感力が優れていた剛くん。当時からももクロのセンスを感じ取り、そして夏菜子ちゃんの人柄にもシンパシーを感じていたのかもしれませんね」(前出・マネージャー)
“初めての相手”だけに忘れられない存在だったのだろう。