「これまでの人生はすべての思い出にスケートがある。幸せな競技生活でした」
「スケートを始めてから今年で21年目、こんなにも長い間、頑張り続けて来れたからこそ、スケートに携わってくださったみなさんに本当に感謝しています」
今月11日、明治大学在学中のフィギュアスケート選手・本田真凜(22)が都内で会見を開き、今季限りでの引退を発表。SNSでは、引退を惜しむ声とともに辛辣な声も寄せられていて……。
真凜は、ジュニア時代に頭角を現し、2016年世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝したことで注目を浴びる。2017年にはシニアに転向し、2018年春に練習拠点をアメリカに移した。2015年から9年連続で全日本選手権に進出していたが、昨年12月は練習中に右骨盤を痛め、フィギュアスケート全日本選手権は28人中最下位という残念な結果に。
本業以外にも、数々のCMに出演したり、今年7月1日に放送された音楽特番『THE MUSIC DAY 2023』(日本テレビ系)では、元HKT48の宮脇咲良さんが所属する韓国5人組ガールズグループ「LE SSERAFIM」とコラボダンスを披露したり活躍の幅を広げている。
「メダリストでもないのに記者会見いるの?」
「わたしはほんとに今、スケートが大好きで、スケートが大好きなまま競技を終えることができた。素敵な演技をお届けしたい。スケートを頑張っていきたいのはこれまで通り思っている」
今後については、プロスケーターとして活動していくことを明かし、フィギュアスケート選手で世界選手権連覇中の宇野昌磨(26)との交際についても順調だと照れ笑いする一幕も。
会見の様子が公開されるとSNSでは引退を惜しむファンが多い一方で、
《え、記者会見いるの?メダリストでもないのに? たまたま優勝しちゃうと、あとが大変だなぁ》
《華のある美しい選手だったとは思うが、引退記者会見なんてトップ中のトップの選手しかやらないよ……。彼女はシニアに上がってから、世界選手権の代表にすらなったことがなかったのにね。その胆力にあっぱれ》
《この子、ジュニア時代に表彰歴があるだけでしょ。シニアになってここ最近はグランプリシリーズへの派遣もされておらず、国内大会で表彰台にも乗ってない。その状態で引退会見ですか……》
など、少々厳しい声も寄せられた。
シニア転向後は実績が残せていない
「本田真凜さんは、世界ジュニアで優勝したことで浅田真央選手クラスの選手になることが期待されていましたが、実際のところ、シニア転向後(2017年以降)はこれといった実績が残せていません。
平昌五輪の代表選考がかかった全日本選手権ではミスを連発し、残念な結果になってしまいました。その後も伸び悩み、2021年10月には『自分の中では、大学生が終わるまでかなと思う』と引退を示唆する発言もありました。その発言の通り、今年の大学卒業を機に引退をする結果になりましたね」(スポーツ誌記者)
また、なかには今後の活躍の舞台の一つに“芸能界”を選ぶのではと推測する声も。
《浅田舞みたいにタレントさんに転身するのかな?》
《プロフィギュアより、ダンスとかタレント枠のほうが活躍できそう。華があるしトークもきちんとしてるし》
《身内に女優がいるし、大卒のタイミングならすんなりとアナウンサーとかも狙えるキャリアだよなぁ、とは思う》
実はバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)の2022年6月20日放送回では本田三姉妹が出演し、芸能界への興味について言及したことがある。
MCの上田晋也が「みなさんずっとスケートをやるんでしょうけど、将来スケートを引退したら、真凜ちゃんも紗来ちゃんも芸能界入るんじゃないの?」と質問すると、2人は顔を見合わせ、返事を濁しつつ笑顔を見せていた。
芸能界に興味ゼロではない様子だった本田真凜。この引退会見も、芸能界入りへの布石という見方もできる? プロ転向後はフィギュアに専念するのか、それとも――。今後の活動に注目が集まる。