《普通に美人すぎ!》
《ほんとに小夜ちゃん演じてるのってくらい別人だよ》
『ブギウギ』富田望生の進化に注目
現在放送中のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演している女優の富田望生(23)。『ブギウギ』は戦後の大スターで“ブギの女王”笠置シヅ子さんをモデルにした作品で、富田は歌手である主人公・スズ子(趣里)のもとに弟子入りを志願する福島出身の少女・小夜役に抜擢。昨年11月28日に初登場し、個性的で強烈なキャラを炸裂するも、見事に演じ切る彼女の演技力に絶賛の声が寄せられている。
ほかにも、今作での役作りの“進化”にも注目が集まっていて――
大人気ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』では柔道部所属のふくよかな女子生徒役を、Netflixドラマ『宇宙を駆けるよだか』では体型にコンプレックスを持つ女子高校生役を演じるなど、いわゆる“ぽっちゃりキャラ”を熱演する機会が多い富田。
しかし、昨年9月4日に10月スタートの朝ドラ『ブギウギ』に出演することが発表され、役のビジュアルが公開されると、
《富田さんだと気付かなかった!すごい役者根性と演技力》
《めっちゃ痩せてて可愛い!》
《役作りで激やせしたのかな……。大丈夫?》
今までのふっくらした印象から一変、かなりスリムな姿に驚きや心配の声が噴出していた。
彼女が“ぽっちゃりキャラ”として世に知られるようになったのは、映画『ソロモンの偽証』の出演がきっかけだ。実はもともとはぽっちゃりどころか、むしろスラッとした体型だったのだ。
“ぽっちゃりキャラ”としてブレイク
「2015年3月に『ソロモンの偽証』で映画初出演で主要キャストに抜擢されました。本作の役作りのため、オーディション合格後に15キロも体重を増やしたそうです。そのまま“ぽっちゃりキャラ”としてブレイクし、メディア露出が激増しました。
特に映画版『チアダン』でもぽっちゃりキャラで配役されたため、撮影時には激しいダンス練習で減量しないように食べる量を増やして設定が狂わないように調整するなどのプロ根性が垣間見える一面も。どうしてもモデル体型がきれいと賞賛される芸能界のなかで、もともと細身の彼女が役のためにあえて増量しキープするのは、かなりの覚悟と努力が必要だったことでしょう」(映画評論家)
年が明け、富田は自身のインスタグラムでも『ブギウギ』の小夜の衣装を着たショットを連続でアップ。また1月16日には、朝ドラの直後の枠に放送される朝の情報番組『あさイチ』に出演している。番組には同作で下宿の女将・チズ役を演じるふせえり(61)も出演し、
「小夜ちゃん、いいでしょう。小夜ちゃんのキャラクターが好き。ちゃっかりしてるし。ちょいちょい、やっているときにイラッとしましたけれど、小夜ちゃんの役柄に」
と富田演じる小夜の強烈キャラを絶賛する一幕も。恥ずかしそうに笑う富田に、SNSでは役との“ギャップ”に魅了される人が続出。富田の役者としての素晴らしさが改めて話題になった。
《役とのギャップに驚いたよ。圧巻の演技力だな》
《本人は本当にはにかみ屋で可愛い人。役でここまで体型を変えられるのすごいよ》
《ふんわり可愛らしい富田望生さんのどこに小夜ちゃんの猛々しさが潜んでいるんだろう》
さらに17日には、阪神淡路大震災から30年となる来年2025年1月公開予定の映画『港に灯がともる』への出演がビジュアルとともに公表された。富田は震災の1カ月後に生まれた在日韓国人3世の女性役に演じる。
映画のビジュアルは、『ブギウギ』とはガラリと印象が変わり、すっかり落ち着いた大人の女性に見える。
「富田さんは今年の2月で24歳を迎えます。20代後半を目前に控え、今後は“元気ハツラツな女の子”や“ぽっちゃりキャラ”だけでなく、大人の女性としての魅力も武器に役の幅を広げていく予定なのかもしれませんね」
役のために“七変化”を繰り返し演技力に磨きをかける富田には脱帽だ。今後のさらなる“進化”に期待が高まる。