2023年の大晦日、歴代最低の視聴率を記録したNHKの『第74回紅白歌合戦』。旧ジャニーズ事務所からの出場歌手がゼロという状況のなか、白羽の矢が立ったのはK-POPアイドルグループだった。
「紅白史上最多となる、7組の韓国発のアイドルグループが出場しました。韓国勢が多すぎる、という懸念もあったようですが、世界的に若い世代から絶大な人気を誇るK-POPグループでなければ、旧ジャニーズ勢の穴は埋められない、という判断だったのでしょう。次の紅白から再び旧ジャニーズ勢が大量に出場する、ということは考えにくいですから、しばらくはこの傾向が続くと思いますよ」(エンタメ誌ライター、以下同)
6年連続紅白出場
K-POPと紅白の繋がりは深く、これまで多くのアーティストが出場を果たしてきた。なかでも6年連続出場という快挙を成し遂げたのがBoAだ。
「BoAさんは2002年の初出場から2007年まで出場しました。純外国籍歌手としては初となるトップバッターも務めるなど、紅白におけるK-POPアーティストの開拓者といっても過言ではありません」
2001年に弱冠14歳にして日本デビューを果たしたBoAは、現在37歳。主に韓国を拠点にアーティスト活動を続けながら、時折日本の音楽番組やバラエティ番組に出演している。
2023年末には、『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード 2023~』(日本テレビ系)に登場。2002年にリリースされた代表曲の『VALENTI』を歌唱した。
《名前なかったらわからなかった》
「久しぶりとなる、日本のテレビ番組でのBoAさんの歌唱は大いに反響があったみたいですよ。SNSでは、“VALENTIいつ聴いても最高” “私もタイトなジーンズにねじ込んでた世代!”などと、懐かしむ声が多く見受けられました」(スポーツ紙記者、以下同)
一方で、BoAの近影を見た視聴者の中には、驚きを隠せなかった人も。
《誰?だれ??面影が無い…“Listen To My Heart”のMVでドライヤーで髪フワーってしてた頃、健康的で可愛かったのにな》
《私の知ってるBoAではない…昔の面影が全くなくて思い出せない…》
《名前書いてなかったら、BoAとはわからなかったな》
などと、SNS上では外見の変化に対して心無い声が寄せられた。
「確かに、日本で活躍していた2000年代前半に比べて、大人びた風貌になっていますが、当時のBoAさんはまだ10代でしたからね。それから20年も経っていますから、顔立ちが変わるのは当然といえば当然。ただ、日本を席巻していた10代のころのイメージが強いだけに、いまのBoAさんに対して違和感を抱いてしまうのも無理もないでしょう」
タイトなジーンズにねじ込むことは無くなっても、BoAは戦い続けているに違いない。