(左から)矢口真里、藤本美貴、後藤真希、辻希美、加護亜依

 メンバーのほとんどがママになり、以前ほど活発に芸能活動は行っていないが、なぜかネットニュースになりがちなのが 元「モーニング娘。」で 「ハロー!プロジェクト」の初期メンバーである後藤真希(38)、藤本美貴(38)、矢口真里(40)、辻希美(35)、加護亜依(35)たち。

 不倫報道はどこへやら、カラオケを披露するというバラエティー番組でも歌ではなく主に変わった容姿をネットで揶揄されていた後藤真希に、夫・庄司智春との夫婦仲が世間からの評判がよく、YouTubeのお悩みチャンネルも話題の藤本美貴。

 不倫イメージがやっと消え、メディア露出が増えつつも、なかなか立ち位置がつかめていない矢口真里、そして辻希美はCM起用も依然あり、炎上常連だったブログも最近では評価を受けるなど沈むことなく好調な様子。

 だが、同じ12歳デビューの加護亜依はタバコ自虐ネタでややウケするも、反社勢力との仲良し写真でまたもや危機にさらされるなど、芸能活動もプライベートも盤石のメンバーは少ない様子。

 ママタレント枠に地道に食い込んだ藤本や辻、一方でゴシップに引っ張られがちな他メンバーらは、歌にダンスに活躍していた当時に比べ、美貌のレベルはどうなったのか? 

 美容整形外科『高須クリニック』の平野正之医師に彼女たちアラフォー元アイドルの美容について伺いました。

元モーニング娘。たちの美の現在地

回答者:美容整形外科『銀座高須クリニック』平野正之医師

――歌はもちろん、ファッションやヘアメイクまで一世を風靡した元モー娘。のハロプロメンバーのみなさんですが、当時人気が高かったように思われるのは、後藤さん、矢口さん、加護さん、辻さん、そしてソロでも活動していた藤本さんというイメージです。現在、美的にトップ3を決めるとしたら誰でしょうか?

平野「辻さんと藤本さんが一位で、次に顎先が少し気になる加護さんですね」

藤本美貴

――超人気者だった後藤さんに矢口さんが入らないとは意外な!

平野「もちろんみなさんのご年齢を考えたらどなたも若々しく美しいですが、後藤さんはちょっと肌のキメが粗いときがあるので肌ケアに注意してほしいのと、矢口さんはさすがに40代に入りシワが目立つかなというところが気になりました」

矢口真里

――やはり30代以降は肌なんですね。

平野「はい、美人不美人よりも肌がきれいであるということはイキイキとして見えますから。でも加護さんに先ほど指摘した『顎先』はパーツですね。昔に比べ妙に長く、老けて見えてしまいます」

――確かに、10代の頃は丸顔のイメージが強かったですが、少し面長になったように見えますね。やはり若見えに輪郭は欠かせないものなのでしょうか?

平野「とても大事です! その点では藤本さん、辻さんは顔が丸く、くぼみもなく、若々しく見えます。特に藤本さんは頬骨が高く、このような骨格の方は若く見えるポイントである丸い頬が維持されやすいですね。辻さんは肌のハリが素晴らしいです」

30過ぎたら注意したい「老け見えポイント」

――では、逆に老けて見えるパーツというものはありますか?

平野「後藤さんが該当しますが、いわゆる欧米人タイプの美人でワシ鼻の方は、20代以降は骨がゴツゴツ目立ちがちなので老けて見えちゃうんです。あとは矢口さん、辻さんのような幅広めの平行二重は少し古い顔タイプかな?」

後藤真希

――SNSでも最近よく言われてますが、二重の幅はナチュラルに、鼻も“忘れ鼻”など小ぶりがいいという、顔のナチュラル志向ですね。

平野「そうです。歯並びなどは世界的基準なので整えるのはいいと思いますが、顔のパーツって流行があるから、なかなか難しいですよね。でも顔はそう変えられないのでメイクなどで流行に合わせることも若見えの欠かせないポイントだと思います」

――確かに、後藤さんはハイトーンの髪色や少し前のギャル風メイクを好まれるから、ちょっと流行遅れに見えるお写真もあります。

平野「みなさん顔はおきれいなので、メイクや髪型をアップデートするだけでじゅうぶん全盛期の美貌が取り戻せると思いますよ! ネットで言われるようなことも、そのような外見のイメージがほとんどだと思うので」

――確かに服装など見た目の第一印象って大きいですね。では、みなさんがこれからも美しくいられる、おすすめの施術方法を教えてください。

平野「みなさんそろそろたるみが気になる年齢だと思いますが、中でも歯並びを整える際に抜歯した方に特におすすめなのがリフトアップ効果が非常に高いウルセラです。

 歯を抜くと肌の基礎である骨格部分に影響があるのでたるみを起こしやすくなります。なので深刻なお悩みになる前のケアとしてウルセラを定期的に受けると、10年後の肌が全然違うと思いますよ!」

今回お話を伺ったのは…
平野正之先生
秋田大学医学部卒業、小田原市立病院勤務、各地で形成外科医として勤務。その後、美容外科クリニック入職を経て、令和3年より銀座高須クリニック勤務(instagram)。専門的知識が豊富で丁寧な説明と培われた技術で患者からの信頼も厚い。形成外科専門医、日本美容外科学会会員、日本熱傷学会会員