「103万円」
“それ”以上働くと、税金や社会保険料に影響する、俗に言う「103万円の壁」……のことを指しているのだが、ここではパートナーに求める年収のお話。
「扶養控除の壁!」
と自らの発言に爆笑したのは、元テレビ東京のフリーアナウンサー・森香澄。『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日系)にゲスト出演した彼女は、“自分のタイプなら年収最低いくらまで付き合える?”という質問に冒頭の“壁の額”を答えた。
求める条件は
「私の扶養に入るってこと」(番組での森、以下同)
逆説的に言えば、扶養に入れる年収で構わない、ということだ。しかし、当然ながら(?)、次のように注釈が入った。ただし……。
「ホントにイケメンで、私の完全のタイプで、もう家の中で常にご機嫌で私の機嫌も取ってくれる人なら許せます」
求める条件はさらに続く。
「(年収)ゼロは社会を知らないじゃないですか。私がどんだけ頑張って働いているかを知らないのは困る。働く大変さをギリギリ知ったうえで、感謝を最大限にしながら、私の機嫌を永遠に取ってくれるんだったら、103万円でもいい!」
「関白宣言を思い出した」
“俺より先に……”あの名曲がBGMで聞こえてきそうな森の主張に、ネット上では首を傾げる人が多々。
《性別逆なら引くほど炎上しそう。「女は家に入って男の機嫌を取れって時代錯誤」が湧く》
《「女だけど夫より稼いでるんだから感謝しろ」ってことでしょ…?夫婦って労働も家庭も平等な共有財産になるんじゃないの》
《要するに“おうちホスト”が欲しいっていう》
《関白宣言を思い出した》
などの否定的な意見が目立った。
また、森の“求める年収”発言が物議を醸し、さらに飛び火。ABEMAで放送された別番組などで同様の質問が女性タレントにされた。
●須田亜香里(元SKE48)
金額=「正直に言っていいんですよね。2000万円」
理由=「だって、あったほうがいいでしょ? 自分の年収を見たうえで言っています。安心できるくらい多い人がいい」
●田中萌アナウンサー(テレビ朝日)
金額=「超リアルな話をすると1000万円」
理由=「大手企業のサラリーマンみたいなのが好きなので。社長でもないし、俳優とかでもなく、大卒大手企業サラリーマン30代1000万、お願いします」
芸能プロ関係者は、
「物価は上がっていく中、なかなか賃金は……というこのご時世ですから、さまざまな考え方がありますが、夫婦共働きを選択せざるをえない世帯が多いので、“その程度で構わない”“代わりに私に尽くして”という意見は多少の反感を買ってしまっても仕方ない部分はあるかもしれませんね。まぁ当然ながらネタの範疇でしょうけど」
扶養に入るという前提なので、これは彼氏ではなく、夫を想定したものだ。偶然にも森は今年1月より大手結婚相談所CMに出演中。
「否定的な意見が目立ちますが、“私が稼ぐ!ってことでカッコいい”など肯定派の声もあって。婚活において“ルックス・年収・学歴”のすべてを求めすぎている女性がネットでは炎上しがちですが、タイプの男性であればそんなにお金はなくていいというのは、ある意味ハードルが低いのかも」(同・前)
機嫌を取るのは、“できる範囲で、構わないから”……?