「居眠りして大金もらえるなんていいご身分ね。この人、前にも旧統一教会に関しての問題発言あったけど、責任とか一切感じてないんだろうね」
「自民党がここまで腐り果てていたとは。お願いだから議員バッジを外してくれ」
第4次安倍内閣で総務副大臣を務めた、自由民主党所属の衆議院議員・奥野信亮氏(79)。今月6日、国会中継をオンラインで見ていた視聴者から、奥野氏の“ある行動”に批判が集まっている。
国会で自民党議員と旧統一教会を関係が糾弾される中…
今月6日、衆議院予算委員会が開かれ、世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)を巡る問題にも触れた。立憲民主党の長妻昭政調会長は、盛山正仁文部科学相が2021年の衆院選にて旧統一教会の関連団体から推薦状を受け取っていたという報道を取り上げ「とんでもないことだ」と批判。盛山氏は「関連団体の行事に一度出席しただけだ」と説明しており、発言との矛盾を突かれたのだ。
盛山氏は、指摘に対し
「写真があるなら受け取ったのではないか」
「記憶があれば(自民党に)報告していた」
と口を濁した。岸田首相は本件について危機感を強め「閣僚に対していま一度確認する」と発言し、立憲民主党の山岸一生氏は再点検し報告するよう繰り返し要求した。
そんな緊迫する国会中継のなか、奥野氏の呑気極まりない姿が見切れ、その画像がX(旧Twitter)で拡散されたのだ。
国会は介護施設じゃねーからな
画像には、奥野氏が仕事中にもかかわらず、“爆睡”している様子が映っている。これに対し、無責任すぎると激しく非難する声が続出。
《79歳に議員は無理なのでは》
《今日も、けっこう寝てましたね。国会は介護施設じゃねーからな》
《政治家も65歳までとか働ける年齢の制限をつければいいのに……。こりゃ日本がいつまでたっても良くならないわけだ》
《居眠りするくらいなら、その一枠を若い人に譲ってあげてくださいよ。納税者として納得できない》
議員の居眠り問題は奥野氏だけでなく、
「地方の議会でも居眠りしている議員はたびたび問題になっています。まぁ一般企業で考えても、仕事中に居眠りするなんてあり得ないわけで……。さらには、年収1000万円以上ももらっている国会議員が居眠りなんて、国民が許すわけありませんよね」(全国紙社会部記者)
奥野氏の居眠りがこのタイミングでやり玉に挙がったことには、過去の旧統一教会をめぐる問題発言が関係しているようだ。
2022年当時、旧統一協会と自民党の関係が問題視される中、旧統一教会の友好団体と自民党の国会議員らで作られた『日本・世界平和議員連合懇談会(平和議連)』の会長代行だった奥野氏。2022年8月4日に配信されたAERAdot.のインタビューでは「平和議連と旧統一教会とは無関係」「何が問題なのかわからない」と発言。また、安倍元首相を襲撃した山上徹也被告については、
《山上容疑者は家庭がしっかりとしていれば、こういうことは起こらなかったのではないかと個人的には思う》
今回の居眠り問題が表面化したことで、SNSではこれらの問題発言が掘り起こされ、厳しい声が多くあがった。
《世界平和連合との関係について『なぜ問題なのか分からない』って発言してた人だよね。旧統一教会とズブズブと受け取られても仕方ないことをしておきながら、旧統一教会の問題が再燃した大事な国会で寝るなんてありえないわ》
《安倍元首相を襲撃した山上はもちろん裁かれるべきだけど、彼の立場でこの発言を聞かされたらやり切れないだろうな……》
奥野氏は問題発言以前に、まずは“居眠りしないこと”を心がけるべきだろう。