サッカー元日本代表・西大伍によるYouTube動画内の発言が、サッカーファンだけでなく、野球ファンにも物議を醸す事態になっている。
「知らないですけど、遊んでいますよね」
「北海道出身の西選手は『コンサドーレ札幌』のU-15、U-18のチームで育ち、'06年に当時J2に所属していたトップチームに昇格してプロデビューしました。その後、『鹿島アントラーズ』や『ヴィッセル神戸』、『浦和レッズ』でプレー。サイドバックとして活躍し、2度のベストイレブンなど、数々のタイトルを獲得しています。'22年には古巣の札幌に復帰。'23年に『いわてグルージャ盛岡』に期限付きで移籍し、'24年からは同チームに完全移籍となっています」(スポーツ紙記者、以下同)
そんな経歴を持つ西だが、YouTubeでの発言が“炎上”することになってしまった。
問題の動画では、幻冬舎の編集者で実業家としても活躍する箕輪厚介氏と対談。テーマは『デイリー新潮』で性加害疑惑が報じられ、『AFCアジアカップ2023』の日本代表を離脱することになった伊東純也選手についてだった。
「報道によると、伊東選手は昨年6月に女性に対してお酒を飲ませたうえ、同意なく性行為に及んだとして刑事告訴されたそう。これに対して、伊東選手の代理人弁護士は“性加害はなかった”として、虚偽告訴容疑の告訴状を提出して受理されています」
西も'21年、写真週刊誌『FLASH』に、交際女性との中絶トラブルが報じられたことがある。当時の心境などを明かしていた西だったが、アスリートの“遊び方”に関する話題になったところ、箕輪氏が、
「大谷翔平みたいな(遊ばない)人がいてもいいですけど、あの人はめちゃくちゃ特殊で……」
と話し始めると、西がそれに被せるような形で。
「いや、知らないですけど、遊んでいますよね」
と発言。その後も、
「あの人はそうじゃない気がするけどな」(箕輪氏)
「なんか、うーん……」(西)
と箕輪氏の意見に納得できないような反応だった。あたかも“大谷も女遊びをしている”と受け取られかねない発言に対して、当該動画のコメント欄は大荒れ。
所属するチームは問い合わせに無言で…
《大谷翔平も遊んでるなんて軽く言わないで欲しい》
《知らないと前置きしたらなんでも言っていい訳では無い》
《野球にあんま興味ないサッカーファンだけどさすがにこれは酷いな》
と批判的なコメントが続出。さらには、この部分が切り取られてSNSでも拡散され、
《大谷さんの出身地に本拠地があるチームに所属しながらそんなこと言えるのも浅はか》
《大谷翔平が生まれ育った岩手に移籍してこの発言》
など、大谷の出身地である岩手に本拠地を置くチームに所属しながらの発言を指摘する声も。
西の所属するいわてグルージャ盛岡に発言の真意などを問い合わせたが、期限までに回答はなかった。
2月25日にはJ3の開幕戦を迎える。経験から伊東の問題を語るのも大切だが、応援してくれるサポーターにためにも自身のプレーに集中してほしい。