眞栄田郷敦

 1月19日に公開された映画『ゴールデンカムイ』『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた漫画で、2022年に完結。実写化が発表された際には原作ファンから否定的な意見が噴出したが、蓋を開けてみれば1か月弱で興行収入20億円超えの大ヒットを記録し、鑑賞したファンからも絶賛の声があがっている。

 そんな映画『ゴールデンカムイ』の主要キャストのひとり、眞栄田郷敦の演技は“原作に忠実”と観た人を興奮させているようだ。

転機はドラマ『プロミス・シンデレラ』

「もともと作品のファンだったそうで、オファーを受けたときには漫画もアニメもすでにチェック済みだったとか。郷敦さん自身手応えもかなりあったようで、早くも続編への出演に意欲的ですよ」(スポーツ紙記者)

 2021年8月に父・千葉真一さんが他界。2023年1月には結婚を発表し、8月には第一子が誕生。24歳になったばかりだが、様々な経験を通して、役者として順調にステップアップを果たしている様子。

「『ゴールデンカムイ』だけでなく『エルピス』『どうする家康』など、ここ1、2年の好演で役者としての株をあげているのでは。2024年の『エランドール賞』の新人賞にも選ばれました。兄の新田真剣佑さんの陰に隠れがちでしたが、すっかり立場が逆転した印象です」(テレビ誌ライター、以下同)

 そんな郷敦にとって転機となった作品が、2021年に放送されたドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系列)だという。

「主演を務めた二階堂ふみさんの、撮影現場での様子にひどく感銘を受けたそうなんです。それから、インタビューなどでは、影響を受けた人物として必ずといっていいほど二階堂さんの名前を出すようになりました

《役者としての意識が変わった》

 実際に、郷敦のインタビューを探してみると、

《二階堂ふみさんとドラマで3か月半ぐらい一緒にお仕事をさせてもらったことで、僕の中で芝居に対する向き合い方が大きく変わりました》(『telling』より)

《二階堂さんの、ものづくりに対する姿勢や、仕事に対する姿勢、現場での居方を見て、すごく刺激を受けました。そんな風に仕事をしたいなという思いが強くなりました》(『CREA WEB』より)

《”自分はこうしたい”という意見がしっかりあって、それを監督やプロデューサー、共演者にぶつけながら、みんなで作品を作り上げる。そんな二階堂さんの姿を目の当たりにして、役者としての意識が変わったし、作品という物作りの面白さに気づかせてもらいました》(『SPUR.JP』より)

カメラマンを担当した二階堂ふみ(ARTイワタのインスタグラムより)

 などと、さまざまな媒体で二階堂への想いを語っている。

「郷敦さんは二階堂さんの話を何よりも熱く語ってくれますよ。それこそ、二階堂さんが出演していない作品の宣伝のときでも。毎回のように二階堂さんの話になってしまうので、それは少し困ってしまいますが(笑)」(ファッション誌編集者、以下同)

『週刊文春』2023年12月7日号には、二階堂がカメラマンを担当した、郷敦のグラビア写真が掲載された。

上半身裸のショットもあって、郷敦さん色気全開の写真に仕上がっていました。本人も“こんなに色気あるんだ”と驚いたそうです。二階堂さんが撮り下ろした郷敦さんの写真集も近日発売されるとか

 憧れの二階堂に撮ってもらえて、より一層尊敬の念が深まったかも!?