2月11日、都内のダイニングバーで音楽イベントが開催され、ゲストにはタレントのすみれが出演していた。
「彼女は石田純一さんと松原千明さんの長女。'96年に石田さんが不倫スキャンダルを起こし、世間を騒がせたことに嫌気がさした千明さんは、翌年に当時7歳だったすみれさんを連れてハワイに移住。すみれさんはその後、アメリカで暮らしながら'06年に日本でモデル活動をスタートさせ、現在では堪能な英語力を活かし、マルチタレントとして国内外で活動しています」(スポーツ紙記者、以下同)
この日のすみれはステージで洋楽を2曲披露。その後、客席で友人らしき人物とお酒を飲みながら談笑していた。
2300万円をめぐる民事訴訟
'21年に2歳年上の実業家と結婚し、翌年に第1子を授かるなど、公私共に順調そうに見える彼女だが、プライベートでは大きなトラブルを抱えていた。
「『NEWSポストセブン』が1月末、すみれさんが元婚約者・Aさんと交際中、資産運用を目的として2300万円近いお金を預けたものの返金されなかったため、'22年に“預け金返還請求”として民事訴訟を起こしたと報じました」
一方のA氏も'23年2月に“交際期間中にすみれから暴行を受けていた”として、慰謝料や弁護士費用合わせて220万円を求める“損害賠償請求”を行うも今年1月に棄却されている。
一連の報道と時を同じくして、『週刊女性』はA氏の友人であるB氏との接触に成功。詳しい話を聞くことができた。
「私は'18年春ごろから始まったふたりの交際から破局までの事情を知っています。先日、裁判でAさんの訴えが棄却されたことに違和感を覚え、声を上げることを決心したんです」
B氏が提供してくれた動画には、“I HOPE YOU FUCKING DIE!(あなたなんか死んでしまえばいい!)”と、繰り返し叫びながら、怒りの形相でカメラに突進するすみれの姿が映っていた。
「この動画は'20年12月にAさんが撮影したもの。食事の帰りにAさんがスマホでアダルトサイトを見たと思ったすみれさんは、お酒で酔った勢いもあって鬼の形相で怒り出したんです。これは単なる一例ですが、酒癖が悪いすみれさんは、Aさんに対して暴言や暴行を日常的に振るっていたんです」(B氏、以下同)
金銭トラブルの経緯
B氏から提供されたメッセージアプリ上でのふたりのやりとりには、
《I' m going to cut my throat(自分の喉を切るつもり)》
というすみれからのメッセージに対し、A氏がなだめる様子が確認できる。
「このスクリーンショットもAさんから受け取りました。すみれさんは精神的に不安定な面があり、'19年の夏ごろに1か月ほど入院したこともあるそうです。Aさんはそんなすみれさんを支えようと必死だったんです」
A氏がすみれの資金を預かった経緯も明かしてくれた。
「すみれさんはお母さんに多額の援助をしたり、怪しい海外の投資話に乗ったりと、金銭感覚に不安があった。資産運用に詳しいAさんは'19年の秋ごろに、いずれ夫婦として財産を共有することを見据えて、彼女のお金の管理を申し出たんです」
'20年12月、A氏はすみれにプロポーズしたが、徐々に関係は悪化。わずか4か月後の'21年3月に同棲を解消し、4月には婚約自体が消滅したのだが─。
「婚約解消から約半年後の'21年11月、すみれさんは現在の旦那さんとの結婚と妊娠を同時に発表。3年近く交際していた人と別れ、短期間で縁談が進んでいたこと自体が不可解でした。しかし後日、ふたりが同棲した部屋に出入りしていたハウスキーパーさんが言うには、“すみれさんはAさん以外の男性を連れ込んでいた”と……」
真相を確かめるべく、A氏の話を聞くため自宅を訪れると、戸惑いつつもB氏の話の内容を概ね認め、すみれとのなれ初めからポツリポツリと語り始めた。
「彼女とは'18年に都内のクラブで知り合いました。スタイルが良くて、英語と日本語のバイリンガルなところに惹かれたんです」
A氏はすみれとの結婚を了承してもらうため、週末は父・純一と食事するなど家族ぐるみの付き合いをしていたという。
「交際当初から暴行を受けたり、私を不安にさせるようなメッセージを送ってくるなどつらいことはありましたが、“自分なら彼女を支えられる、変えることができる”と信じて交際を続けていました。そして'20年12月、純一さんと東尾理子さんの結婚11周年を祝う会食に呼ばれた際に、プロポーズしました」
「法廷で決着したい」
婚約解消後に浮上した、すみれの浮気疑惑についてはどう思っているのか。
「ハウスキーパーさんの証言は、本人のサイン付きで書面としてもらっています。今となっては、浮気相手が誰だったのかはわかりません」
現在裁判中の金銭トラブルに関しては、
「彼女は私にお金を預けたと主張していますが、私は彼女名義のアカウントで株や仮想通貨を運用していたんです。具体的な金額は明かせませんが、彼女と別れる際に“運用していた仮想通貨の一部は、自分が受け取っていいか”と尋ね、納得した彼女本人の操作で送金してもらったんです」
元本の返金を求めるすみれの訴えと異なり、元本はすみれが所有しており、あくまで運用していた仮想通貨だけを受け取ったと主張するA氏。
「了承したのも送金したのも彼女の判断。そもそも彼女の元本は減っていないはずです。別れてから10か月後に突然言われたので驚きました。暴行の件が棄却されたのは法的な判断なので仕方ありませんが、同様にこの金銭トラブルも法廷で決着したいと考えています」
今回の一連のトラブルと元婚約者の主張について、すみれの所属事務所に問い合わせると、
「コメントは差し控えさせていただきます」
とのことだった。
一度は愛を誓ったカップルの“泥沼銭闘”の行方は、はたして……。