アメリカに本社を置く動画配信サービス・ネットフリックスの新作ドラマ『忍びの家 House of Ninjas』が話題になっている。
「先祖代々、国家の秘密任務を負ってきた『俵家』を中心に、現代を生きる“忍び”の姿が描かれています。過去のとある任務をきっかけに、忍びであることを捨てた一家が国家の史上最大の危機に面し、再び立ち上がるオリジナルストーリーです」(テレビ誌ライター、以下同)
主演俳優が“原案”
“俵家”をはじめとする豪華キャスティングにも注目が集まっている。
「江口洋介さんが父親役を、木村多江さんが母親役、高良健吾さんが長男役を務め、それぞれの個性的なキャラクターも見どころ。ヒロインを吉岡里帆さん、敵対する組織のボスを山田孝之さんが演じるなど“主役級”の俳優が脇を固めています」
主演の賀来賢人は一家の次男を演じるほかに、本作ではもう1つの顔を持つ。
「このドラマのプロデューサーも務めています。自身の子どもと一緒に行った忍者村に着想を得て、ネットフリックスに企画を持ち込んだとか。脚本からキャスティング、撮影、編集にまで関わっています」
ドラマの評判は、日本国内だけでなく、海外でも上々。
「配信から1週間で日本のネットフリックスの週間ドラマランキングで1位を獲得。世界92か国と地域でトップ10入り。週間グローバルランキングの非英語部門では2位にランクインしました」
『忍びの家』の国内外でのヒットを受け、昨年話題となった“相撲ドラマ”が引き合いに出されることも。2023年5月にネットフリックスで配信されたドラマ『サンクチュアリ─聖域─』だ。
「しがらみの多い角界で、破天荒な新人力士がのし上がっていくストーリー。こちらも週間グローバルランキングの非英語部門では6位にランクイン。今や“ジャパニーズカルチャー”はグローバルな視点でヒットを狙うネットフリックスのお家芸ともいえるでしょう」
続編で主演を務める俳優の名前
キャスティングにも“ネットフリックスの流儀”があるようで……。
「『サンクチュアリ』では染谷将太さんや小雪さんといった実力派俳優が主演を引き立てていました。田口トモロヲさんとピエール瀧さんは共に両作品に出演。2019年に麻薬取締法違反で逮捕された瀧さんにとっては、スポンサーの意向を受けないネットフリックス作品への出演は好都合でしょう」
“二匹目のドジョウ”として功を奏した『忍びの家』には、早くも続編を期待する声が上がっているが……。
「配信前から、続編かスピンオフ作品の話が噂されていて、長男役の高良さんが、そこでは主演を務めるという話も出ています」(芸能プロダクション関係者)
『忍びの家』の続編予定や高良の主演について、ネットフリックスに問い合わせると、
「現時点で続編について具体的に動いていることは何もなく、お伝えできることはありません」
との回答だった。
もしや、続編計画は世間の目を忍んで進んでいる!?