「“今さらやめることはきっと無理”っていうのが周りにいた友人、知人の大半の意見だったと思います。やめろと注意してくれていた人もいたけど聞かないし」
そう話すのは、田中聖の知人女性。『KAT―TUN』として、またソロとして歌だけでなくバラエティー番組などで活躍していた男がまたもや薬物で……。
「昨年11月に東京・港区で、いわゆる“合成大麻”、指定薬物の『THCH』を所持していたとして、2月16日に警視庁が書類送検しました」(スポーツ紙記者)
「違法な薬物とは思わなかった」
それまで6度逮捕されていた田中。そのほとんどが薬物がらみ(恐喝の疑いが1度)。彼がその“使用時”にすること。それは知人女性らの呼び出し。
「だいたい薬が入っているときに連絡してきて、“やりたい”と呼び出す。メッセージもよくわからないものだったり。最初の逮捕は大麻の所持でしたが、“草(大麻の隠語)だけじゃないからなぁ、聖は”とは知人から聞いていましたね」(前出の女性)
'17年の最初の逮捕から5年後の'22年、田中は覚醒剤(所持・使用)で逮捕されている。
今回、取り調べに対し田中は、「違法な薬物とは思わなかった」と供述、容疑を否認しているという。
「THCHとは、大麻に含まれるカンナビノイドという化学物質のひとつ。数年前に海外の研究チームが成分の単離に成功。今回、田中さんが所持していたというリキッドもそうですが、商品化が進みました。
以前は合法でしたが、幻覚作用などを理由に日本では'23年8月より指定薬物となり、輸入・製造・販売、そして所持・使用などが禁止されています」(全国紙社会部記者)
薬物以外の問題は“金”
「知らなかった」で済まされる話ではないが、田中は本当に知らなかったのか……。
「いや、当然知っていたと思いますよ。彼はSNSへの投稿をストップしていますが、閲覧はしています。THCHなどを販売する“合成大麻ショップ”のアカウントをフォローしたり、チェックしている。この界隈では大麻に関する規制に否定的な人も多く、実際に彼がフォローしているアカウントもそういう話題を何度も投稿していますし」(前出の女性)
田中がフォローしたアカウントはその当時、《元カトゥーンの人にフォローされた。うちのTHCH吸ってみてほしいな》とうれしそうにコメントしていた(投稿は規制前)。
田中の所持が発覚したのは昨年11月のこと。確かに規制からそれほど時間はたっていないとはいえるが……。知人女性は、
「単純に“お金”が理由だと思いますよ。薬物以外の彼の問題がお金。数万円ずつ貸して、総額50万円くらいになっていますが、一向に返ってきません。私以外にも細かいお金をいくらかって感じで他の人からもどんどん借りていると聞いてます。変な話、彼は大麻に関して“本物”を知っている。
今は大麻もTHCHも規制の対象。なのにTHCHのほうをやっているのは、大麻よりさらに安く手に入るからなんでしょうね。いずれにせよ人にお金を借りて、手に入れるという手法は変わらないと思います」
『ダメ。ゼッタイ。』は彼の耳には届かない……。