一度ついてしまったイメージは、そうそう簡単に拭いきれるものではない。ドラマ『恋する警護24時』第7話放送時には、津田結子役の吉谷彩子に絡んで《ビズリーチ》がXでトレンド入り。Instagramのストーリーズを更新した吉谷は、《私は「ビズリーチ」という名前ではなく「吉谷彩子」という名前なので、そろそろ、そこんとこよろしく 笑》と苦言とも取れるコメントを残した。
ビズリーチのおかげで有名になった
実際に“吉谷彩子=ビズリーチのCM女優”と認識している人は多いだろう。吉谷は2016年からCMに出演しており、人差し指をかざしながら《ビズリーチ》と決めゼリフを口にする姿がお馴染み。ビズリーチ以外のCMやドラマ・映画にも多数出演しているが、俳優・秋元龍太朗との結婚を発表した際も多くのメディアが見出しに「ビズリーチ」とつけて報じた。それだけイメージが定着していることもあり、吉谷のコメントには
《ビズリーチのおかげで有名になったのは事実》
《ビズリーチ以外の印象がないから仕方ない》
《女優としてもっと売れてから言わないと》
と否定的な意見が相次いだ。
「吉谷といえば、過去に竹内涼真との熱愛を報じられたことがありました。人気俳優とのスキャンダルとあって、当時大きな注目を集めたことを覚えている人も多いはず。女優にとってスキャンダルは芸能活動に影響が出たり、培ってきたイメージが崩れてしまう可能性があります。にもかかわらずいまだに《ビズリーチの人》と呼ばれるということは、それだけCMの宣伝効果が強かったということでしょう」(芸能ライター)
こども店長・加藤清史郎もCMで認知
吉谷と同じくCMで広く認知された有名人には、現在22歳の加藤清史郎も挙げられる。加藤は子役時代にトヨタ自動車のテレビCMで「こども店長」を演じ、愛嬌のある振る舞いでたちまち人気者に。現在も加藤は俳優業を続けているが、ドラマやバラエティ番組に出演するたび、
《こども店長いつの間にかめちゃくちゃ大きくなってる》
《いまだにこども店長のイメージ強いけどもう立派な大人なんだよな》
といった反響が目立つ。
「俳優として着実にステップアップを重ねている加藤ですが、いまだに“元こども店長”というワードを見かけます。以前『しゃべくり007』に出演した際に加藤も言及していて、友人から《黒歴史じゃないの?》と聞かれることがあるそう。とはいえ加藤本人は《全然イヤじゃない》そう。《好きで背負ったものなので、死ぬまできっと“子ども店長”なんだろうなって背負いきらないと》と覚悟を語っていました」(前出・芸能ライター)
ネット上で《○○の人》と呼ばれるのも人気者の証し。定着したイメージを塗り替えられるかどうかは、本人の努力次第といえるだろう。