《本日は皆さまに結婚いたしました事をご報告させていただきます》
2月29日、4年に一度のうるう年のこの日、衝撃的なニュースが日本、いや世界中を駆け巡った。メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平が、自身のインスタグラムで結婚を発表したのだった。
お相手は《日本人女性》
冒頭のコメントに続け、
《新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが、2人(1匹も)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております》
と自身の愛犬・デコピンの画像を添えて報告。お相手については《日本人女性》とだけ触れ、《明日の囲み取材で対応させていただきます》とした。
「すでにSNS上では相手探しが始まっていて、大谷選手が“一般人”としなかったことから、芸能人ではないかという噂も流れるほど。誰もが予想しなかったタイミングで、囲み取材でどこまで明かすのかに注目が集まっています」(全国紙記者)
昨年12月にドジャースと10年7億ドルの天文学的契約を結び、3月後半のMLB開幕戦に向けてキャンプ地でのトレーニングに励んでいた大谷。新天地でどのような活躍を残すのか、連日のように日本のワイドショーで特集されるなど、メディアや世間からの注目度が最高潮に達していた。
羽生の“教訓”と松井の“お手本”
そんな状況での発表となったわけだが、国民的アスリートの結婚となれば、思い出されるのがプロスケーター・羽生結弦だ。
「昨年8月に結婚を発表したかと思ったら、わずか105日で電撃離婚。お相手の詳細が明かされず、報道陣の取材にも対応しないという“秘密”だらけの結婚生活でしたね。ですが、離婚後には羽生さんの言動を問題視する報道が続々と出てきて、彼に対する世間のイメージは悪くなってしまった感が否めません。
同じ国民的スターということで、羽生さんの一件を見た大谷選手は結婚できなくなるのではないか、と心配する声もありました。しかし、その“教訓”を生かしたのか、大谷選手は囲み取材での説明を約束しています。また、キャンプ中という日本の報道陣が多く集まっている状況であることからも、日本のファンにしっかりと説明したいという意思を感じますね」(スポーツ紙記者、以下同)
キャンプ中に結婚発表をして成功した“先輩”もいる。
「松井秀喜さんです。ヤンキースに所属していた2008年のキャンプ中に、まずは直筆メッセージで結婚を発表して、翌日に会見を開いて詳細を明かしました。松井さんはお相手が一般人であり、個人情報は公開しなかったものの、お相手の似顔絵写真を披露するというファンサービスを怠らなかった。奥さんを守ったその姿勢には称賛の声が集まりました。もしかしたら大谷選手は松井さんをお手本にしたのかもしれませんね」
青天の霹靂だった大谷の結婚。伴侶を得た今シーズンは、青のユニフォームに身を包んで、さらなる衝撃的な成績を残してくれることに期待したい。