キングコングの西野亮廣が2月29日放送の『ラヴィット!』(TBS系)で、6年ぶりとなる生放送バラエティーに出演して話題になっている。
プロ意識が高すぎるため身近なスタッフには厳しい
「登場した際、田村真子アナウンサーが“出演するにあたり1つ条件があるということでした。それがイジりなしということでしたので、みなさん西野さんのことを絶対にイジらないようにしてください”と伝えると、画面の左上には“※西野亮廣を絶対にイジらないようにしてください”とのテロップが表示。出演者とスタッフ総出でイジり倒していました」(テレビ誌編集者)
キングコング結成2年目で『はねるのトびら』(フジテレビ)のレギュラーに抜擢されるなど、一躍人気芸人の仲間入りを果たした。
しかし、ブログなどで物申すようになったことでアンチが増加。また'09年に絵本作家デビューを果たすと、'16年にはオンラインサロンを開設するなど、芸人以外の活動が増えていくことに。
「'21年1月末をもってこれまで所属していた吉本興業と契約を終了。その直前に担当マネージャーへのパワハラまがいのLINEが流出していたこともあり、西野さんへのバッシングが加熱することになりました」(スポーツ紙記者)
ネットでは“嫌われ者”のイメージの強い西野だが、意外にも芸人仲間や仕事で関わったスタッフからは悪い声は聞こえてこない。
「吉本を退社した際に音声メディア・Voicyで、“事務所とかマネージャーにブチ切れること、僕は時々ありますよ。お客さんから時間とお金を預かっているので、ふざけた仕事をしたら僕は怒ります”と語っていたように、プロ意識の高さから近いスタッフには厳しいみたいですね。でも番組スタッフや共演者に酷い対応をしたという話は聞いたことはありません」(制作会社関係者)
劇場で一緒に仕事をしたことのある放送作家も、西野自身のプロ意識の高さをこう明かす。
「15年ほど前に吉本の若手の劇場で定期的にMCを務めていたのですが、“コンビ名を間違えては失礼”と、その日ライブに登場するコンビ名や芸名を事前に覚えていて驚きました。コンビ名が長かったりしてどうしても覚えられない場合は、靴や手にコンビ名を書いて挑む徹底ぶりでした。プロ意識が高すぎるので、身近なスタッフは西野さんの求めるものに応えないといけないので大変かもしれませんね」
映画プロデューサーや作家業など現在は文化人的な活動が多いものの、バラエティーに出演する際は、芸人に徹するのも支持が高い理由だ。
「『ラヴィット!』では出演の条件がイジりなしと暴露されていましたが、西野さんはイジられることは想定済みでスタッフに伝えているはず(笑)。文化人路線になってからもテレビ東京系の『ゴッドタン』の『西野VS劇団ひとり』企画では丸刈りになったり、お尻に指を入れられるのも辞さなかったり、体当たりで挑んでいますしね。オファーを受けた仕事に関しては全力でやってくれますし、『ラヴィット!』の反響も大きかったので、またバラエティーで見る機会が増えるのでは」(前出・制作会社関係者)
今年は芸人・西野亮廣の復活の年になるか。