《皆さまに結婚いたしました事をご報告させていただきます》
2月29日、自身のインスタグラムで結婚を発表した大谷翔平。
「事前の交際報道がない中、野球界のスーパースターの突然の結婚報告に驚きと祝福の声が上がりました。アメリカは深夜でしたが、速報記事が次々に出ていましたし、野球があまり普及していないイギリスでも公共放送のBBCが報道。大谷選手の世界的な注目度の高さがうかがえます」(スポーツ紙記者、以下同)
お相手とは3年ほど前に日本で知り合い、昨年に婚約したという大谷。アメリカと日本の遠距離で愛を育んできた。
地元は大盛り上がり
「雑誌『Number』のWeb記事によると、2歳年下の奥様とは練習施設で出会ったそうですが、大谷選手はそのときのことをよく覚えていないみたいです。遠距離だったので、デートはオンライン。電話をしながら『VIVANT』などのドラマを2人で同じタイミングで見たりしたそうです。彼女の手料理ではドライカレーが大谷選手のお気に入り。大谷選手は彼女の名前を呼び捨て、反対に奥様からは“翔平さん”などとさん付けで呼ばれているようです」
世界中がお祝いムードになっている中、地元の岩手県奥州市はどんな様子なのか。美容室『hair&spa Seems』のオーナーで私設ファンクラブの代表を務める菅野広宣さんに話を聞いた。
「遠征で留守にすることも多い中、愛犬のデコピンを飼い始めたので、結婚するのかなとうすうす予想はしていましたが、突然の結婚発表には驚きました。美容室のお客様も大谷選手のファンなので、ニュースが出た瞬間、店の中は大騒ぎでした(笑)」
大谷を昔から知る人はどんな思いなのか。『ふるさと応援団』の顧問を務め、大谷の実家の近所に住む立花公夫さんに聞いてみると……。
「驚きました。地元の皆さんも盛り上がるより、驚きが先でしたね。私の家の前が児童公園になっていますので、いつか奥様やお子さんと遊びにきて、ゆっくり過ごしてくれたら私としてもうれしいです」
野球人生における“結婚”
今シーズンからドジャースと10年総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)の契約を結んだ大谷。なぜこのタイミングで結婚という大きな決断を下したのだろうか。スポーツライターの小林信也さんに話を聞いた。
「29歳で今年からドジャースに移籍、ピッチャーとしては手術を受けた右肘のリハビリをする年です。転換期であり、野球人生の後半戦を新たな環境、新たな体制でやっていくという意味では絶妙な時期だと思います」
ただ、野球選手としては“リスク”もあるという。
「実は長嶋茂雄さんや松井秀喜さん、落合博満さんなど、結婚を発表した次のシーズンで成績が下がった選手は多いのです。これまで1人で自由にやれていた環境から、どうしても奥様に気を使うことになります。奥様にとっては言葉や常識の違うアメリカでの生活をすることになり、メジャーリーグでは奥様同士の交流もありますし、大谷選手のケアも必要です。ただ、地位を確立している大谷選手の奥様となれば、むげにされるということはないと思います。“大谷選手の奥様をいじめた”という話が広まったら大変ですから」(小林さん、以下同)
もちろん、結婚したことで楽しみなこともある。
「結婚直後に成績を落とした選手もその後にまた活躍しているので、結婚が野球選手としての転換期であり、今後の野球人生が充実する一つの要素になるでしょう。また、これまでの野球少年のような姿から、家族を支える大人という、より人間らしい姿が見られるかもしれません」
結婚後もどんな活躍をしてくれるか楽しみだが、気になるのはどんな女性が大谷のハートを射止めたのか。
「『NEWSポストセブン』が元女子バスケットボール選手のA子さんが“有力な候補”だと報道しました。180センチの長身で、中学からバスケを始め、名門私立大学、実業団でプレー。現在はすでに引退しているようです。大谷選手は以前、好きな女性のタイプを聞かれたときに、身長が高くて、スポーティーな人と答えていましたから、一致しますね」(前出・スポーツ紙記者)
幼少期は空手を経験
このA子さんはどんな人なのか。大学時代の知人に話を聞いた。
「大谷選手とA子さんは2年ほど前から密かに付き合っていたと聞きました。A子さんはとてもきれいで、誰からも好かれるような人。彼女の周りの人で、悪く言う人はいませんでしたね。大谷選手もみんなから愛される方なので、そういった意味でピッタリな2人だと思います」
A子さんの実業団時代に同じパーティーに参加した人は、
「少し人見知りでしたが、話すと優しくて笑顔がすてきで、純朴な感じ。とにかくとても感じのいい人でした。ファッションも好きだった一方で、身長が高いのがコンプレックスと話していましたね」
子どものころからスポーツ万能だったようだ。
「おっとりしておとなしい子で、小学生のときは、空手をやっていました。当時すでに身長は160センチあって、運動神経バツグン。A子さんが通っていた道場には昨年、世界チャンピオンになった子も通っていましたが、A子さんが空手を続けていたら、それくらい優秀な選手になっていたかもしれません。A子さんが大学生のときには、当時のバスケでの活躍ぶりが中学校の掲示板に張り出されたこともありました」(小学生時代の知人)
“高身長のアスリート”という点では、ある女性と重なる部分がある。
「大谷選手のお母さんの加代子さんと似ていますね。身長170センチの加代子さんもバドミントンでインターハイや国体に出場し、実業団でもプレーしました。お父さんの徹さんも社会人まで野球選手として活躍し、現在も中学生のチームで監督をするなど、野球一筋。自分が育ってきた家族像に大谷選手も憧れていたのかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)
大谷との結婚についてA子さんが所属していた実業団に確認したが、
「事実かどうか確認ができていないので、コメントはできません」
との回答だった。夫婦二人三脚で歩み出す決断をした大谷。ここからまた、新たな伝説の幕が開く。