2014年から2015年の2シーズンにわたり放送された日本テレビのドラマ『花咲舞が黙ってない』。同ドラマの新シリーズが今年の4月13日から放送される。大人気ドラマのリメイク版ということで期待を集めている一方、主演に抜擢された女優・今田美桜の起用に対して、
《杏ちゃんのイメージが強い》
《花咲舞が黙ってないは、杏ちゃんだから良かったって思う》
と疑問の声が上がっているようだ。
主人公の強めの性格とは相反して…
『花咲舞が黙ってない』は銀行を舞台に事件や不祥事を解決に導いていくストーリー。主人公の花咲舞は、間違っていることには間違っている!とはっきり言う強めの性格なのだが――
「前作の主演を務めた杏さんは、きりっとした顔立ちもあいまって『はまり役』と評判でした。朝ドラ『ごちそうさん』の卯野め以子役をはじめ、活発で芯の強い女性を演じるイメージが杏さんにはあるのかもしれません。一方でどちらかというと童顔で『可愛い系』の顔立ちである今田さんは杏さんとタイプが違うため、疑問の声が上がるのも仕方ないでしょうね」(芸能ライター)
今田は“ニホンモニター 2020タレントCM 起用社数ランキング”で女優・広瀬すずと同率で1位となり、“新CM女王”の称号を獲得。CMのイメージがあるがゆえに《演技は上手くないんでしょ》《顔が可愛いだけ》との声も上がってしまいがちだ。しかし、2025年放送予定のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の主演に決まるなど、実は演技力にも定評がある。
「今田さんが『東京リベンジャーズ』でヒロインを務めた際には、『第45回日本アカデミー賞』で新人俳優賞に選ばれています。また『第48回 2024年 エランドール賞』でも新人賞を受賞。これは1年を通して最も活躍した将来有望な新人に贈られる賞です。しっかり業界内でも結果を残しているので、演技力に不安はないと思います」(前出・芸能ライター)
大人っぽい演技もできることを証明
さらに、最近では「強い女性」を演じることも。2023年放送の『トリリオンゲーム』ではクールで強欲な社長令嬢を熱演し、大人っぽい演技もできることを証明している。
「リメイクもの」の難しさという点では、フジテレビでリメイクされた『ストロベリーナイト・サーガ』と比較する声も多い。こちらは前作の『ストロベリーナイト』主演の竹内結子さんがハマり役すぎて、リメイク版の主演である二階堂ふみに批判が集まってしまっていた。
大人びた印象の竹内と、可愛い系のイメージのある二階堂という、まさに『花咲舞』と同じようなパターンの前例。しかし今回は否定的な意見だけでなく、
《今田美桜版の花咲舞、楽しみにしてます》
《美桜ちゃん主演なら絶対観たい》
と肯定的な意見も多い。果たして前作主演女優の印象を覆すことができるのか、今田の熱演に期待したい。