タレントの剛力彩芽(31)が、2024年3月をもって11年間MCを務めた『奇跡体験!アンビリバボー』を卒業する。これにより、剛力のバラエティ番組のレギュラーはゼロに。急な卒業発表にネット上では、《長い間やってたから寂しいな》《唯一のレギュラーだったのに……》と惜しむ声が多くみられた。
地上波以外での活躍が目立つ剛力彩芽
あまり地上波で見かけないイメージの剛力だが、実はFODオリジナルドラマやNetflixのオリジナル作品、舞台などでは存分に活躍している。特にNetflixで2024年から配信スタートする『極悪女王』は、主演のゆりやんレトリィバァが撮影中にケガをしたり、東出昌大との不倫が話題の唐田えりかが出演したりと、色々な意味で注目のドラマだ。同作は1980年代に女子プロレス旋風を巻き起こしたカリスマプロレスラー・ダンプ松本を主人公にしたドラマで、剛力はライオネス飛鳥役を演じている。
また、2024年2月6日から明治座で公演していた舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』では、藤原紀香、高島礼子という大物女優と3人で主役を張っている。格上とも思われる共演者相手だが、《見ごたえのある楽しい舞台だった》《主役の3人が美しすぎた》とファンからも好評の声が上がっているようだ。
「忘れられがちですが、剛力さんは元々は女優として2007年にドラマ『チョコミミ』でデビューしています。同年には『IS~男でも女でもない性~』で初主演を果たすなど、デビュー初期から女優としての活躍も素晴らしいものでした。最近では話題作だけでなく、ちょっと特殊な『即興ドラマ』にもよく出演して演技力を磨いています」(テレビ関係者)
雰囲気を一新するイメチェンも
2019年に即興ドラマ『抱かれたい12人の女たち』に出演。設定以外が全て即興という中で、《やりやすいものをやろうと思えば、普通の役でもできたと思う。一方で、せっかくだから何かインパクトのあるものにする》と、自らハードルを上げて臨んだことを明かしている。
同じように、2021年にも即興ドラマ『マーダー★ミステリー ~探偵・斑目瑞男の事件簿~』にも出演。台本・筋書き無しの中で即興のミステリードラマを作り上げ、女優としての力を高めてきた。
「ドラマや舞台では演技力が大切ですが、剛力さんの場合はダンスの実力が高いという武器もあります。2013年に歌手として楽曲『友達より大事な人』をリリースした時は、『剛力ダンス』と呼ばれたポップな可愛い系のダンスも披露していました。当時のバックダンサーも《尋常じゃない》と驚くダンススキルだったようです。演じるだけではない表現力への取り組みが、最近の活躍にもつながっているのでしょう」(前出・テレビ関係者)
最近出演した短編映画『卵と彩子』ではダンス教室の先生役を熱演。過去の可愛い系のダンスにとどまらず、コンテンポラリー風のダンスも披露した。視聴者からも《久しぶりのダンスシーンで感動した》《なかなかハードなダンスだった。これはレベル高い》と評されている。
今年の1月後半には髪型を変えて雰囲気を一新したことも大きな話題に。「別人かと思った!」「こんなに美人だったっけ」と評判も上々だ。髪型の変化は、もしかすると女優としての決意の表れだろうか。表現力を磨き続ける剛力の今後に期待したい。