フワちゃん

 芸能人の盗撮被害はなくならないのか──。弟の結婚式に出席したタレント・フワちゃんがSNSで《自撮りしてるフリしながら盗撮してたお前 席次見て名前覚えたからな》と訴えた一件。Instagramのストーリーズにアップした内容をXで《これだけは言わせてね》と改めて投稿していることからも、フワちゃんの怒り心頭ぶりが伝わってくる。

大人の対応をすればよかったのに

「席次見て名前覚えたからな」盗撮に怒りの表情のフワちゃん(公式Xより)

 一方ネット上では、フワちゃんに共感する声の他にも

《注意喚起したいのはわかるけど、まずは盗撮した本人に注意すべき》

《弟の晴れ舞台なんだからそこは大人の対応をすればよかったのに》

《結婚式はみんなが写真撮ってるし、勘違いだったら招待客がかわいそう》

 といった声が。また《フワちゃんに一声かけるべき》というコメントも見られたが、異を唱えるかたちになったのが実業家・堀江貴文のコメントだ。

「堀江さんはXでフワちゃんの一件を引用しつつ、《いちいち写真撮影していいですか?とか聞かれるの鬱陶しいので盗撮された方がマシ》とキッパリ。《どうせその日の飲み会のネタで消費されて終わるんだから》と持論を展開しており、フワちゃんとは対照的な反応を見せていました。芸能人の盗撮被害はなくなる気配がなく、対応策は事務所やタレント本人などそれぞれ。抜本的な解決策がない限り、有名税だと受け止めるしかないのかもしれません」(芸能ジャーナリスト)

事前の盗撮対策も…

結婚した弟とのツーショットを公開したフワちゃん(公式Xより)

 ちなみにフワちゃんはSNSに加えて、自身がパーソナリティーを務める『フワちゃんのオールナイトニッポン0(ZERO)』でも盗撮問題についてコメント。フワちゃんによると、受付で親族の写真を撮らないようにお願いするなど事前に盗撮対策は考えていたという。また盗撮されたことに気づきながらも、結婚式の場ということもあり弟や父親から騒ぎを起こさないようなだめられたことを明かしていた。

 フワちゃんのケースに限らず、これまでにも芸能人本人が盗撮被害を訴えたケースは数多い。とんねるずの石橋貴明は、プロ野球・日本シリーズ観戦中に起きた盗撮について自身のYouTubeで言及。前列の観客から盗撮被害を受けたと説明し、《野球に集中しないで俺たちみたいなおじさん芸人を撮って喜んでるんだよ。野球に集中しろよ、ユニフォーム着てる選手を応援しろよって話》と語気を強めた。

「芸能人の盗撮被害問題については、元V6の三宅健さんもYouTubeで触れています。三宅さんによれば現在所属するTOBEは写真撮影・サインは禁止で、盗撮されると芸能人は視野が広いためだいたい気づくそう。彼は盗撮された場合、注意もしているらしく、《その人たちの自由な時間を奪ってる》と訴えていました」(前出・芸能ジャーナリスト)

 フワちゃんの投稿により、改めて議論が巻き起こった盗撮被害問題。芸能人に限ったことではなく、誰もが気軽に写真を撮れるようになった時代だからこその社会問題かもしれない。