《お元気ですか? 私は元気です》
4か月ぶりに更新したインスタグラムで、スッピンの写真を投稿したのは、モデルで女優の美元(44)。「誰?」と思う人も多いかもしれないが、高嶋政伸(57)の“前妻”といったほうがわかりやすいかもしれない。
「俳優人生をなげうってでも離婚したい」
テレビドラマの共演がきっかけで、2008年に高嶋と結婚した美元。しかしその2年後、別居状態になり離婚調停へ。決着はつかず、2011年に裁判へと持ち込まれた。
「家賃、光熱費、外食費などすべて私が出していた」
「いつもビクビクして生活していた」
と高嶋は法廷で結婚生活について語り、
「俳優人生をなげうってでも離婚したい」
という“迷言”まで残したが、当の美元は──。
「私には離婚する理由が見つからない」
と、真っ向から対峙。結局、2012年に「婚姻関係が破綻している」と離婚を認める判決により、夫婦関係に終止符を打つことになった。あれから12年、芸能ジャーナリストの佐々木博之さんは当時を振り返り、
「高嶋さんのことは本当に好きだったと思いますよ。ただ、それ以上に、彼女としては芸能界で“高嶋ファミリー”の一員というブランドを捨てたくなかったんでしょうね」
と、苦笑い。
「高嶋さんは彼女が、月100万円の生活費の支払いを求めてきたとか暴露していましたが、美元さんは否定していましたね」(佐々木さん、以下同)
虎視眈々と狙う役者復帰
実は美元自身、今年に入ってからウェブマガジンのインタビューで高嶋との離婚騒動を、
《真実と異なることが執拗に報道されました》
と振り返り、金銭トラブルを改めて否定。なぜ今、10年以上も前のことを語ったのだろうか?
「よほどのことがない限り、1度スポットライトを浴びると、それを忘れることができないものです。今はシンガポールで実業家と結婚して、経済面では満足しているでしょうけれど、俳優としても注目されたいのでは」
確かに、シンガポールでのCMに出演したり、娘と共にパリコレ出演も果たしている。また、インスタには《2拠点生活》《11ヶ国で仕事》《47ヶ国子連れ旅》といった言葉が並ぶ。
「自己顕示欲であふれてますよね(笑)。2019年にはミセスシンガポールに出場して、グランプリを受賞し、シンガポール代表として世界大会へも出場しています。もともとアジアンビューティーだし、女優としても評価が高かった。
日本の芸能界に戻ろうとしても、離婚騒動も遠い昔の話だし、今さら高嶋家からの圧力もないでしょう(笑)。まして別れた高嶋さんも、2015年に再婚して今は幸せに暮らしています。“恩讐の彼方”ではないですが、過去は水に流せたのではないでしょうか」
インスタには《何があっても歩き続けて未来を拓く》と綴っている美元。まさにその言葉のとおり、着々と活動の場を広げ、昨年には日本の芸能事務所と業務提携したことを明かしている。
日本の芸能界に“美元リターンズ”となる日は、それほど遠い日のことではない?