《TOBEのライブでGOATの曲の時に盗撮してる人いたんだけど。しかもスマホで堂々盗撮とかやばくね?それやってる姿を盗撮してやりたかったわ》
滝沢秀明氏設立のTOBEが、平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)からなる『Number_i』ら人気所属アーティスト総出の東京ドームライブ「to HEROes ~TOBE 1st Super Live~」を3月14日から17日の4日間開催し、大成功を収めた。
一方で、同ライブにはファンが公演を撮影出来るパートと、撮影禁止のパートがあったため、ファンの間で混乱を招いたようだ。
堂々盗撮するマナー違反にファン怒り
同ライブの序盤では、IMP.、北山宏光(38)、三宅健(44)、Number_iがそれぞれ持ち曲を1~2曲パフォーマンスし、新グループの『wink first』のお披露目もあった。ここまでが撮影可能とアナウンスされたが、以降は一般的なライブ同様に撮影は禁止となった。
「旧ジャニーズ時代はライブ中の撮影など夢のような話でしたから、撮影可能となってファンは大興奮。その後、撮影禁止パートに入ってもそれに気づかない、もしくは分かっていても止められず撮影を続けるファンが一定数いたそうです。
ライブに参加出来なかった人のために、また推しの魅力を伝えたいばかりに、撮影禁止パートがSNSに投稿され、瞬く間に拡散されました。
特に大人気のNumber_iについては、撮影可能だった『FUJI』という楽曲以外に、デビュー曲『GOAT』や、彼らが作詞し、所属アーティスト全員で歌唱するチャリティソング『Be on Your side』などの撮影禁止楽曲の投稿が目立ちました」(芸能記者談)
X上では、TOBEアーティストのファンから、
《撮影禁止時間に撮影するっていう違法行為をしているだけじゃなく、それをアップロードまでしている。ありがとうなんて言ってる人がいるが、それ違法アプを受け取っているってことだからそれも違法行為だとわかって言ってるんだろう》
《TikTokに、撮影禁止になったあとのGOAT のせてる人がいたーー!何で守れないんだろうか、、推しの盗撮とか、身勝手じゃん》
《カメラ撮影NGの時の動画とか写真が出回ってるのはどうして??そういう事したら、せっかくOKにしてくれたのもやっぱりダメってなっちゃうかもじゃん》
《撮影NGなんだけど?と突っ込まれても『気付きませんでした』とかコメント返してて消さないんかーーーい!って突っ込みたくなった。とりあえずルール守らない人は出禁にしていただきたい!》
と注意喚起する声があがった。また、撮影禁止後に一眼レフやデジカメなどで撮影し、ライブ中に別室へ連れていかれる参加者を見たという指摘もあった。
一方で、ライブに参加出来なかったファンは、どの楽曲が撮影可能パートだったのか分からず、撮影禁止パート楽曲の投稿を拡散してしまったという混乱も見られた。
TOBEのガイドラインを勘違いしているファンも
さらに、現地でのルール違反以外にも、ライブの模様が17日にAmazonの「Prime Video」で全世界独占生配信されたものを切り抜き、自身のSNSに投稿する行為も続出。
こちらもファン同士で注意喚起がなされたり、ファンがAmazonに問い合わせ、「(TOBEドームライブも含め)Amazonサービスを通じて提供される情報および画像等の無断転載をお断りいたします」との回答を得たという投稿もある。
しかし、そうした指摘を受けても、無断転載動画をSNSに載せ続けているファンが後を絶たない。なぜこのようなことが起きているのか。
「TOBEのガイドラインでは、『TOBE公式およびアーティスト公式HP』、『TOBE公式およびアーティスト個人のSNS、YouTube』の画像や動画については、ファンが自身のSNSやYouTubeに投稿することについて、個人での応援の範疇であれば著作権侵害を主張しない旨が記載されています。
肖像権や著作権に厳しかった旧ジャニーズに対し、ファンによるアーティスト画像、動画の拡散によってファンダムの拡大に成功したK-POPの例もあり、TOBEも公式にガイドラインを発表したのだと思います。
それを、TOBEアーティストのファンが、TOBE関連の画像、動画であれば、推しを広めるために何でもアップロードしていいと勘違いしているのかもしれません。
また、TOBE人気アーティストに乗っかり、多くの『いいね』や『リポスト』を集めることで承認欲求を満たしている人も多いでしょう」(芸能事務所関係者談)
TOBEアーティスト最年長の三宅は、昨年8月のYouTubeライブで、TOBEタレントはプライベートでは写真撮影が禁止であることを説明。その上で、『それで隠し撮りするのも絶対ダメね。隠し撮りって芸能人の人たちはだいたい気づいてるから』と語り、『盗撮されたら盗撮し返します』との強いメッセージも発信している。
「三宅さんが盗撮に対し強く注意喚起しているのは、ファンやアーティストを守るためですね。というのも、写真撮影した相手が詐欺師だったり、何かの宣伝に画像が悪用されたりといったことがないようにという観点からです。
本人もライブ配信で『リスクヘッジのために撮らない』と語っているので、アーティストの安全を守るためでしょう」(前出芸能記者談)
今回はプライベートではなく、公のライブで起きた出来事だが、撮影禁止パートと分かっていながら画像、動画投稿をしたり、配信を無断転載しているファンについても、三宅をはじめTOBEアーティストは認識しているのではないだろうか。
TOBEのドームライブは、4日間で22万人を動員。また配信があった17日には『#TOBE0317世界へ』というハッシュタグで30万件近い投稿があった。大人気の彼らだけに、ファンの熱狂が高まりすぎて、オーバーヒートを起こしているのかもしれない。