宮根誠司

 3月20日、韓国・ソウルにおけるメジャーリーグ開幕戦ドジャース対パドレス戦密着取材のため、日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』の取材陣が現地入りした。

 MCを務めるフリーアナウンサーの宮根誠司(60)自らが韓国入りし、気合いのこもった取材となったが、この際に宮根が路上喫煙をしている様子が、同じく現地に居合わせたX(旧Twitter)ユーザーに目撃され、動画と共にX上に投稿されることとなった。

 路上喫煙禁止区域での電子タバコ喫煙という、明確なマナー違反を証拠と併せて突き付けられた宮根の反応は早かったが……。

「本当は反省してないだろ」即謝罪もさらに炎上

 翌21日には『ミヤネ屋』冒頭で謝罪。

「公的な道路、場所でタバコを吸っていない地域だったのですが、結局そこで私は電子タバコを吸ってしまいました」と非を認める形で説明し、幕引きを図った。

 ところがこの謝罪の様子がSNS上ではさらに炎上の火種となった。

 謝罪中、宮根は机に手を乗せたまま、前述の謝罪を述べてしまったため、目下「本当は反省してないだろ」と批判を受けているのだ。

 X上では、

《宮根誠司、机に手を置いたまま謝罪してて草、視聴者舐めすぎて草》

《他人の不祥事の際には散々ボロクソに言ってんだろ。番組をやめろよ》

《謝罪するのもいちいち横柄なんだよこの人。隠し子作ったり色々と忙しいな》

 との嫌悪感たっぷりな反応がある。

かつて韓国の観光大使を務めた人物とは思えない至らなさ

 宮根がここまで批判される理由は、やはりXにて実際に路上喫煙をしている動かぬ証拠が突きつけられた点は大きい。

 さらに言えば、もうひとつ、彼にはこの度の行動を深く反省しなければならない理由がある。

 韓国のトラベル事情に精通するライターが、宮根の路上喫煙についてこう話す。

「宮根さんはかつて、韓国の観光名誉広報大使を務めたこともある人物。いわゆる日本から韓国への観光客の導線となるべき見本のような人でした。

 そんな人物が韓国では誰もが順守すべきマナーを簡単に破るというのはあり得ないことです。もっとご自身の立場というものを考えて欲しかった」

 事実、宮根が現在所属しつつ、主要株主としても名を連ねる芸能プロダクション「テイクオフ」で閲覧可能な宮根のプロフィールにも「韓国観光広報名誉大使」という表記を見ることができる。

宮根が現在所属する芸能プロダクションでのプロフィール欄

 いわば韓国側からも注目される人物である宮根。自制できなかったのだろうか。

隠し子報道から数えれば番組での謝罪も二度目

 『ミヤネ屋』における彼の謝罪も、今回で二度目。

 2012年1月6日には、当時48歳だった宮根が『ミヤネ屋』の冒頭で女性週刊誌によって報じられていた隠し子報道について「全て事実です」と謝罪している。

 この隠し子報道。

 当時の宮根の妻とは別に、大阪市内で飲食店を経営していた女性との間に、この時3歳になる女児がいたことが発覚したというものだ。

 当時の事情を良く知る芸能記者はこう振り返る。

「宮根さんはこの飲食店経営者と2004年ごろに知り合っていました。2006年に宮根さん自身が結婚して以降も関係は継続しており、その翌年には不倫関係となった女性が妊娠したのです。

 そしてこの際、宮根さんは謝罪の言葉として『心を新たに、みなさまの期待、信頼に応えられるようイチから頑張っていきたい』と発言しており、女性との間に生まれた女児も認知しています」

 翻って今回の謝罪では「これから取材姿勢も改めて私も初心に戻って頑張りますので、また、改めてよろしくお願いいたします」という言葉で結んだ宮根。最初の謝罪と比べると、やや重みも増した感はある。

 人気番組の司会による三度目の謝罪なんて誰も望んでいない。今後はタバコは喫煙所で愉しむよう徹底してもらいたい。

取材・文/松本ミゾレ