大谷翔平選手の専属通訳だった水原一平氏がドジャースから解雇されて、大きな波紋が広がっている。
経歴詐称疑惑
「球団は、これから詳細な調査に入るようですが、複数のメディアは水原氏が違法賭博に深く関与していたことを報じています。ギャンブルで作った借金は、およそ約6億8000万円以上あり、それを大谷選手が違法だと知っていて肩代わりしたのかどうかが問われています。3月20日、ドジャースの開幕戦後、水原氏はチームメイトに“自分はギャンブル依存症だ”と、告白したということです」(ワイドショースタッフ)
さらに、水原氏の“経歴詐称疑惑”も浮上。
「北海道生まれの水原氏は、6歳のときにすし職人だった父が板前を始めるために家族でロサンゼルスに渡り、現地の高校と大学を卒業。卒業した大学は、大リーグなど複数のウェブサイトで『カリフォルニア大学リバーサイド校』とされていました」(スポーツ誌記者、以下同)
同校はロサンゼルス郊外の街、リバーサイドにある州立の大学。
「英国の教育専門誌が毎年発表する『世界大学ランキング』では、上位15%にランクイン。日本では、名古屋大学が同レベルとのことです」
臨時通訳の素顔
水原氏の突然の解雇により、3月21日の開幕戦2日目では、大谷選手に“臨時通訳”があてがわれた。
「過去に前田健太投手の通訳を務めていたウィリアム・アイアトン氏が通訳を務めました。普段は、球団の編成部で選手の育成と能力開発の主任を務めており、データ分析や動作分析が専門。日系人の父とフィリピン人の母を持ち、15歳まで日本で過ごしたことから日本語も堪能です。もともとは野球選手で、2012年にはフィリピン代表としてWBCの予選に出場しました」
彼をよく知る人物によると、アイントン氏は“スキャンダルとは無縁の人物”と語る。
「彼の父親は、大手外資系映画会社の日本法人の代表を務めていました。実家は都内の高級住宅街にあるビンテージマンションで、運転手付きの高級外車で遊びに行くことも。いわゆる育ちのいいお金持ちの子どもでした。ギャンブルにハマることもないでしょうし、お金に困ることはなさそうです」(アイアントン氏の知人)
水原氏の後任については未定だが、アイアトン氏がデータ分析と通訳の“二刀流”で大谷のピンチを救うか?