現在、ネットを中心に密かに人気となっているのが、“R18”のプラネタリウムだ。コニカミノルタのプラネタリウムで上映されている『R18オトナ プラネタリウム 2回戦 -古代ギリシャのハレンチナイト-』という作品で、
《プラネタリウムで喘がれてるのはさすがに爆笑した》
《活かしどころに迷う知識がたくさん増えました》
などと、話題になっている。
《エロだけど爆笑不可避》
「この作品を見たというインフルエンサーが《YOUと小峠が古代ギリシャのセックスに感想を言い合うっていう、エロだけど爆笑不可避なプラネタリウム》《セックスしてる人の声がよしこ》と作品を紹介すると、さらに注目が集まりました。《ちょっとこれ行きたいんだけど》《メッッッッチャ行きたい》という人が続出しています」(ワイドショースタッフ)
ガンバレルーヤよしこによる“営み”の声を、バイきんぐの小峠英二とYOUが見ているということ!? いったいどんな作品なのか、プラネタリウムのプロデューサーの嶋津奈穂さんに聞いてみた。
「古代ギリシャにタイムスリップして、ギリシャ神話の世界の“営み”を拝見しつつ、“それって一体どういうことなの?”と、紐解いていく内容です。現代のドラマや映画が、現代の文化や常識に基づいて作られているように、古代ギリシャの性文化にも、その時代の文化や常識が反映されています。“エロ”という切り口ですが、その時代の面白い文化を知ることもできて、知的好奇心を満たせる作品になっていると思います。
実は、はじめはしっとり色っぽい雰囲気でやろうと思っていたのですが、監修していただいている古代ギリシャ研究家の藤村シシン先生とお話するうちに、古代ギリシャの“営み”を文化に落とし込むとすごく面白いということを知って、だったらトークをベースにしたポップなほうが楽しく見られると思い、大きく方向転換することになりました」
第1弾は2020年に上映されて、SNSで「なんだ、これ」「プラネタリウムでR18!?」と話題になったという。声優の森川智之がナレーションを担当し、それに付随した当時の美術品や彫刻などを紹介していたが「思ったほどエロくなかった」という声もあったという。
「なので、第2弾となる今回はもっと振り切ろうと(笑)。そのために、シシン先生から“喘ぎ声とかどうですか?”というアイデアをいただき“じゃあもう実際にシテるシーンも出しちゃおう”ということになりました。古代ギリシャ語の喘ぎ声をシシン先生に解説していただきながら、YOUさんと小峠さんが聞き手となることで、“文化のお勉強”ではなく、深夜ラジオのように楽しくご覧いただける作品になっています」(嶋津さん、以下同)
よしこが演じる“営み中”の喘ぎ声
ガンバレルーヤよしこは、ギリシャ神話の神々の役で“営み中”の喘ぎ声を演じているという。それを見守る役を、どうしてYOUと小峠に任せたのか。
「女性のコメンテーターは悩んだのですが、下ネタに対して独自の目線も交えながら、変にイヤらしくなく、ゆったりとした空気感で、ちょっとお下劣なんだけど上品な大人の雰囲気でまとめてくれちゃうところが最高だなと思って、YOUさんにお願いしました。
また、進行役として男性にも入ってほしくて、小峠さんは進行もすごい上手ですし、下ネタもラジオなどでたくさん話していたのでお願いしたら、結果的にすごくいい感じに。ブッキングしてから知ったのですが、偶然にもYOUさんと小峠さんは以前から仲よしだったそうで、いい雰囲気で進めていただけました」
では、気になるよしこは?
「よしこさんの役は、最初は女性の声優さんにしようとしていたんです。ただ、本気の女性声優さんを入れちゃうと、“本当にAVっぽくなっちゃうね”となって。たしかに喘ぎ声ではあるんですが、欲情させたい番組ではないので。それなら女性の芸人さんとかでもいいんじゃないかとアイデアが出て、よしこさんの芸風として“イケてる女性”のようなキャラクターもあるので、彼女に女神の役をやってもらいたいということに。それで、お声がけしたところ快諾していただいて、収録も楽しみながらやっていただきました」
実際のところ、どんな人が見に来ているのかというと、
「ギリシャ神話に興味がある方や、お友達同士の女性や、若い方にも見ていただいています。全体の割合としてはカップルが多いのですが、笑って楽しんでいただいています。“R18”ということもあり、昼間は上映していないのですが、夜の集客人数は上がっていると思います。あと、リピーターの方もたくさんいらっしゃいますよ」
オトナの世界に“なんて日だ!”と衝撃を受けちゃうかも!