3月25日、Webメディア『smartFLASH』が「500人に聞いた女性が嫌いなコメンテーター」ランキング。橋下徹や、長嶋一茂を退けた圧倒的1位はアンミカ(52)であった。
アンミカと言えばこれまでも度々好感度の低さが災いして、ネット上で炎上沙汰を招いている。
芸能事情に明るい記者は、彼女の“炎上体質”をこう説明する。
「昨年末には日清の『どん兵衛』CMも起用されていましたが、軽快なリズムに乗ってダンスを披露するこのCM演出に“不快だ”という声が複数挙がっていました。ちょっとクドい作りだったので目がチカチカしてしまったのかも。
このCM炎上の余波としては、天孫降臨の地とされる宮崎県高千穂町も影響を受けています。
アンミカさんはCM放映以前からこの高千穂町の観光大使をノーギャラで引き受けていたのですが、彼女を良く思わないネットユーザーによってこの観光大使という立場にも批判が向くことになったのです」
出演する番組、関与した仕事。その都度炎上してしまうアンミカ。しかし、世間には彼女のアンチばかりでもないようで……。
アンチも多いが、ファンも確かにいるアンミカ
アンチが多いアンミカと言えども、彼女の活躍を好意的に捉えている人もいる。
ことのほかアンチだらけのX(旧Twitter)上でもそれは当てはまる。
《こんなアンケート(冒頭に引用した「女性が嫌いなコメンテーター」を指して)失礼にも程がある。批判殺到とか、謝罪会見やれとか、番組の内定辞退するとかどうかしてるぜ!》
《え、アンミカは人気ですよ》
《俺はアンミカがそんなに嫌ではない。アンミカが出る番組とスポンサーは大嫌いだけど》
他に、アンチでもファンでもない立場から「そんなに嫌われてたのか」と驚きの声も見受けられる。
アンチの声ばかりが目立つだけで、実はファン。もしくはどちらでもないが彼女を嫌いでもない層は、アンチよりも意外と多いのかもしれない。
アンミカは、令和の「元気の押し売り」枠?
芸能活動をしている以上、どうしたってアンチは出てしまうもの。それにしてもアンミカは嫌われ過ぎという印象もあるが、なぜ嫌う人の声ばかりが目立ってしまうのか。
アンミカの世間的評価について、前述の芸能記者はこう付け加える。
「アンミカさんはキャラ的に受け入れられている部分も確かにあり、だからこそ様々なメディアに露出もできています。底抜けに明るいキャラと歯に衣着せぬ物言いは、スキャンダル発覚前のベッキーさん(40)と属性が似ています。
ベッキーさんの場合、2016年にゲスの極み乙女の川谷絵音さんとの不倫が発覚して、キャラ変更を余儀なくされましたが、アンミカさんの場合は今のところ芸能活動も順調。元気の押し売り、ポジティブハラスメント枠としては他のタレントと差別化ができていますので、それが人気にも通じているのかもしれませんね」
アンミカは何度も炎上しているものの、彼女自身がベッキーの不倫発覚のような不祥事を起こしたわけではない。
唯一、2021年9月に彼女の夫が社長を務める会社で雇用調整助成金の不正受給があったとする報道の際にはその対応に追われたが、この際はアンミカがメディアで夫に代わって釈明するなど、結果として内助の功アピールに成功。騒動自体もそのうち忘れ去られて今に至る。
アンミカのファンは、そういった逞しさ、へこたれなさに共感しているのかもしれない。
取材・文/松本ミゾレ