警視庁品川署は22日、元YouTuberのワタナベマホトこと、渡邉摩萌峡容疑者(31)を暴行の疑いで逮捕した。容疑者は21日夜から、22日午前2時ごろにかけて、都内で別に暮らす元妻のマンションで、彼女を突き倒すなどの暴行を加えたというもの。
「容疑者は元妻と口論になって突き飛ばしたあと、その場を立ち去っていた。彼女が午前2時すぎに“元夫に手を出された”と110番通報して発覚。警察から出頭を促されて、容疑者が応じた」(全国紙社会部記者)
人気YouTuberから一転…事務所から契約解除
2019年にも同居していた女性に暴力を振るう傷害事件を起こして逮捕されていた。渡邉容疑者とは一体どんな人物なのか。大分県に生まれ、東京都西東京市で育った。地元の小・中学校を出て、都立工業高校に入学するも中退。定時制高校を6年かけて卒業後、ラッパーのかたわら、YouTuberにも着手。一躍、人気者になった。
「過激な動画を投稿する“体当たり系YouTuber”として人気を博し、一時はチャンネル登録者数が200万人を越えていたといいます」(スポーツ紙記者)
2022年1月に元アイドルグループの女性との結婚、妊娠を発表した。だが、直後にファンの女子高生にわいせつ画像を要求していたことが判明した。
「同年3月に児童売春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕され、4月に釈放。罰金50万円の略式命令を下された」(前出・社会部記者)
所属事務所から契約解除を言い渡された容疑者は、YouTuber引退を宣言。その後は裏方に転身して、人気YouTuber『がーどまん』の動画編集の手伝いなどをしていたという。
事件直前、容疑者と元妻の間に第二子も生まれていた
「がーどまんは容疑者に“普通には稼げない給料を与えていた”と言っています」(スポーツ紙記者、以下同)
これまで数々のトラブルを起こしてきた容疑者だが、反省している様子はほとんどなかったようで、
「事件の2か月前に離婚していたが、相変わらずキレやすく、元妻には手を出していたといいます。そんな中、事件直前にはふたりの間に第二子も生まれていたとも」
かつて容疑者と元妻が住んでいた品川区のマンションを訪ねた。築9年の18階建て、一室7500万円ほどする高額マンション。同マンションの住民たちに話を聞くも、容疑者のことを知る人はいなかった。そこで、西東京市にある実家へ。7年前、渡邉容疑者が24歳のときに5000万円弱のローンを組んで両親にプレゼントした一軒家だ。
チャイムを鳴らすと、母親と思しき女性がインターホン越しに、
「申し訳ありませんが、(取材は)お断りします……」
と力なく答えた。
「ご両親は愛想がよくて、いつも挨拶してくれますよ。息子さんはまったく見たことがないので、存在すら知らなかった」(近隣住民)
年収1億円ともいわれた人気YouTuberの転落人生。近隣住民によると、彼が両親に贈った一軒家は“この周辺ではいちばん立派な家”だという……。