元NHK・青井実アナウンサー

「新たな人生のスタートといいますか、心機一転、頑張っていきたいと思います」

 フジテレビ系で夕方に放送中のニュース番組『Live News イット!』。4月1日にリニューアルされ、元NHKの青井実アナウンサーがメインキャスターに就任した。

「青井アナは2003年にNHKに入局しました。大阪放送局に配属され、東京アナウンス室、大阪放送局で再度勤務し、2017年から再び東京アナウンス室に。『ニュース7』や『ニュースウオッチ9』などの看板番組を任されていました」(スポーツ紙記者、以下同)

 実は“御曹司”でもある青井アナだが、NHK退局前にある騒動を起こしていた。

「祖父は丸井グループの創業者で、青井アナも幼稚舎から大学まで慶應に通っていた経歴の持ち主。ですが、上司の許可を取らずに親族企業から役員報酬を受け取っていたんです。服務規程違反で昨年12月に厳重注意を受けていたと今年1月に報道。その報道後、『ニュースウオッチ9』を突如降板しました」

 この騒動は「関係ない」としながらもNHKを辞めていったが、当時は局内でもかなりの“好待遇”だったという。

「NHK時代、エキスパート職というランクで年収は1150万円程度だったと思われ、かなりの好待遇でした。また、全国にあるNHKの寮は丸井グループの『マルイホームサービス』が管理しているようで、局内でも大きな態度を取っていましたね」(NHK関係者、以下同)

 NHKでは不自由ない生活をしていた青井アナがフリーに転身したのは、あるきっかけがあったようだ。

ちょ、青井アナに物申したい“キムタク”

一番右が木村拓也アナ。榎並大二郎アナの最後の出演前の写真(番組公式インスタグラムより)

「2022年にテレビ東京の相内優香アナウンサーと結婚。それ以降、交友関係が広がったことで芸能プロダクションなどから“フリーにならないか”という誘いがくるようになったそうです。悩んでいた昨年夏ごろ、NHKの同期で、すでにフリーで活躍していた、神田愛花アナにも相談していたと聞いています」

 そんな中、フジテレビの“夕方の顔”へと転身した青井アナに対して、物申したい人が身内に─。

「“フジテレビのキムタク”こと木村拓也アナウンサーです。『イット』の放送開始時は加藤綾子とともにメインキャスターを務めていました。しかし、2020年に榎並大二郎アナがメインに就任すると木村アナは現場に赴く“アクティブキャスター”に配置転換。その榎並アナが番組を卒業し、“次は自分がメインに”と期待していたところで、NHK出身の青井アナに“席”を取られてしまい……。周囲には“なんで俺がメインキャスターじゃないんだ”とぼやいています」(フジテレビ関係者)

 距離の近い“同僚”がぼやく中で新たなスタートを切った青井アナ。“雑音”をはね返すことができるか。