入社や異動など自身を取り巻く環境に変化が起こる季節―。新天地に向けて期待と不安を抱えながら向かった先でもし、この女性が上司だったら……「ぜったいイヤ!」なのは誰?
女性たちが思い浮かべる“この人が上司だったらイヤ!”な女性有名人。10位に名指しされたのはパワフルなトーク力で知られる久本雅美。
「おしゃべりで、ずっと話しかけてきそうだから部下になったら大変」(34歳・専業主婦)
「こちらにコミュニケーション能力がないと疲れそう」(50歳・会社員)
テレビで見ているぶんには面白くても、自分の“ボス”だとイヤかも。芸能リポーターの川内天子さんは、久本のランクインはちょっと意外だと話す。
「メイン司会だった『メレンゲの気持ち』が'21年に終了したので、記憶が薄れているかと思っていました。でも、昔からの印象が根強いんですね。芸風なんだろうけど、しゃべり方に下品さが際立ってしまう。それと、お酒の席に朝まで付き合わされたり、仕事を押しつけられそうな感じがするのかな」(川内さん)
9位は、ニュースキャスターから女性初の東京都知事になった小池百合子。
「指示に一貫性がなく下が苦労しそう」(47歳・会社員)
「自己主張が激しいわりに失敗したとき助けてくれなそう」(45歳・パート)
「打算で動くから」(37歳・会社員)
'17年の『希望の党』結成での“排除発言”で、非情なイメージが定着してしまった。
「日本初の女性総理大臣候補といわれて期待が大きかったのに、したたかさやずるさが見えてしまう。部下がついていこうとしても、途中でハシゴを外されそうですよね。自分をよく見せるパフォーマンスを心得ている一方で、気に入らなければ切り捨てる気がします」(川内さん)
今年初めに亀梨和也との熱愛報道があった田中みな実が8位にランクイン。
「きれいすぎてストイックすぎるから、自分がダメだと落ち込みそう」(34歳・自営業)
「美とセクシーをすべての女性に求めるから」(35歳・無職)
美しさがアダになったみたい。
「女優としての評価は高いんですけど、ブリッコとか“あざとさ”が印象に強く残っています。同時に、“自分はスゴイんだぞ”みたいなオーラが鼻につくんですよね。この人が上司だと、男性は優遇して女性には厳しく、嫌われたらネチネチされそう、……そんなイメージですかね」(川内さん)
7位は音楽家よりもバラエティー番組でのタレント活動が目につく高嶋ちさ子。
「気性が荒く、口は悪いし、上品さもないし、何よりも怖い」(35歳・無職)
「好き勝手にモノを言いすぎてイヤ」(46歳・会社員)
毒舌キャラにはアレルギー反応もあるみたい。
「息子のゲーム機を折るような人だから」(21歳・学生)
ルールを破った息子のゲーム機をへし折ったと発言した、'16年の発言が記憶に残る。
「バイオリンという楽器における技術面では頂点に立つ人なんでしょうね。ただ、だからこそ、なんでも自分の実力だと思っているのが独り善がりな感じがするんですよ。悪いところだけをグチグチ言われ、よいところの評価をせず、見下されている感じがイヤなのかなって気がします」(川内さん)
6位はグラビアアイドルから政治家になった蓮舫議員。
「自分の考えを押しつけて、相手の話を聞かないイメージがある」(48歳・専業主婦)
「リーダーシップがとれるかもしれないが、攻撃的な印象。部下が萎縮してしまう感じがする」(50歳・専業主婦)
舌鋒鋭く追及する姿が評価される反面、怖い印象も。
「国会での質問のとき、闘争心が丸出しですよね。国民からしてみると、賛成できかねるという気持ちになってしまう。蓮舫さんの部下になると言葉で責められて、働く意欲をなくしてしまいそうな気がするんだと思います」(川内さん)
上位はモデルやお笑いタレントがランクイン
5位は女性として初めてM−1グランプリの審査員を務めた上沼恵美子。
「はっきりものを言うのはいいが、自分の意見を押し通すのが嫌い。口がうまいので丸め込まれそう」(47歳・無職)
「とにかくうるさいし、何をしてもケチをつけてくる気がする」(47歳・公務員)
どちらも東京からの声で、関西を拠点に活動していた上沼の芸風に拒否感が。
「コメディエンヌとしては好きだけど、もしも上司だったらと考えたら身の毛がよだつ思いがする」(42歳・パート)
お笑いの実力と上司としての資質は別らしい。
「関西独特の表現の仕方っていったらいいんですかね。自分の意見に固執している、自分が正しいと思ったら他人の意見をいっさい聞かないようなイメージ。話し合いにならない上司という感じがします」(川内さん)
4位も関西のおばちゃんキャラ。モデル活動よりポジティブ発言で目立っているアンミカがランキング上位に。
「明るすぎるのが、そばにいるとキツイ」(49歳・専業主婦)
「なにもかもが、うるさい! ポジティブなのはいいが圧がすごい」(49歳・専業主婦)
「強い印象で、ミスできないプレッシャーがあります」(41歳・会社員)
明るくてハッピーなのも、度を越すと圧力に。
「いい人だと思うのですが、物事をズバズバ、ハキハキ言うのと、メイクも含めて強すぎる印象なんですよ。常に叱られている、押しつけがましい感じで、こちらが萎縮してしまうんです。部下としてはたまらない状況だと思いますよ」(川内さん)
3位のフワちゃんは、ランキングの中では最年少。でも、年上の先輩に対してもタメ口で話している。
「自己中で無礼で見苦しい」(34歳・会社員)
「敬語が使えないから」(32歳・会社員)
「仕事をするうえで常にあの話し方やテンションでいられるのは、関係が築きにくい」(50歳・パート)
確かに、あの話し方は一般社会では通用しない。
「遅刻したり忘れ物したり、あり得ない」(27歳・自由業)
「常識も責任感もなさそう」(47歳・会社員)
ルーズな生活態度も知れ渡り上位にランクイン。
「フワちゃんは軽すぎて上司として信頼できそうにない。自分には甘い感じがするという面や、うるさい、タメ口、自己中といったところを不快に感じてしまうのでしょう。
もう一つ挙げるならば服装ですかね。上司があんな独特の服装だったら、ちょっとイヤかなって(笑)」(川内さん)
2位は『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』などの名作ドラマでおなじみの泉ピン子。
「ネチネチ嫌みを言いそう」(43歳・自営業)
「昭和の考えを引きずってそう」(23歳・無職)
「ワガママでマイペース。気分にムラがありそう」(49歳・会社員)
ドラマでは涙を誘う役を演じたが……。
「この人こそ自分が正しいと思っていそうで、それが態度に出ている感じがしますね。過去に共演者に対するいじめ報道があったように、ネチネチといじめそうな感じが上司に適さないと思われるところでしょう」(川内さん)
圧倒的な票数で1位に輝いたのは和田アキ子!
「パワハラ、えこひいきがひどそう。飲みを強要されそう」(41歳・無職)
「周囲に気を使わせる。勝手な意見が多い。若い人を活かせていない」(42歳・会社員)
昭和的“パワハラ感”や“アルハラ感”を指摘する人が多数。
「言いたいことをズケズケ言うわりに、自分のことになると言葉を濁すところが信用できない」(37歳・パート)
見透かされている……。
「ご意見番としてメディアで発信するのはパフォーマンスでもあるけれど、やっぱり“何様?”みたいに映ったんだと思います。それと自分と親交のある人は悪く言わないっていうところが、なんか特定の人をひいきするように見えるのでしょう。この人に嫌われたら最後、職場にはいられない雰囲気は感じますよね」(川内さん)
“おまかせ”するのは無理なのか。有名人女性のみなさん、“不適切”な発言や行動は視聴者に見られていますよ!
女性1000人に聞いた『上司だったらイヤ!』な女性有名人ランキング
1位 和田アキ子 146票
2位 泉ピン子 54票
3位 フワちゃん 42票
4位 アンミカ 36票
5位 上沼恵美子 34票
6位 蓮舫 33票
7位 高嶋ちさ子 21票
8位 田中みな実 18票
9位 小池百合子 17票
10位 久本雅美 15票
'24年4月2日、インターネットで日本全国20代以上の女性1000人にアンケートを実施。「仕事や職場で自分の上司だったらイヤな女性有名人」を1人挙げてもらい、その理由を聞いた