映画『ゴーストバスターズ』シリーズの最新作『ゴーストバスターズ フローズン・サマー』が好評上映中だ。
吹き替え版に賛否両論
「アメリカのコメディ映画『ゴーストバスターズ』は1984年に公開され、社会現象となるほどの大ヒットを記録しました。アニメやゲームにもなるなど、多くのファンを抱える作品です。1989年に第2作が公開されて以降、しばらく続編はありませんでしたが、2021年にシリーズ3作目の『ゴーストバスターズ アフターライフ』が上映。今回の『フローズン・サマー』はその続編です。3作目から主要人物も“代替わり”しましたが、“元祖”ゴーストバスターズのビル・マーレイらも出演しています」(映画誌編集者、以下同)
ファンにとっては待ち望んだ続編の公開。ところが、日本語吹き替え版を巡って賛否が起こる事態になっている。新生ゴーストバスターズの中心的存在の人物を上白石萌歌、梶裕貴が演じるなど、豪華声優陣が吹き替えをしているのだが……。
「SNSなどで物議を醸しているのは、吹き替え版でのみ上映されるエンディングです。人気4人組アーティストの『新しい学校のリーダーズ』が歌う“日本語吹替版はみ出しカバーソング”のミュージックビデオが流れます。これは、ゴーストバスターズのおなじみのテーマ曲をアレンジし、日本語の歌詞をつけて歌ったアップテンポな曲。本編終了後にこの映像が流れるため、映画を観た人からは不評なようです」
実際に映画を観た人たちはネット上で、
《エンディングで日本語の歌が流れるが、あれはいらない》
《良くわからない曲がエンドロールで流れてきて雰囲気ぶち壊し》
《吹き替えのエンディングが評判悪かったけど、予想以上にダメだった》
《エンディングに流さないでほしかった。良い曲なのに嫌な印象つくのは損だよ》
などといった、厳しい意見が目立つ結果になってしまった。
《彼女達に罪は無い》
また、新しい学校のリーダーズの公式YouTubeでもこのミュージックビデオが公開されており、コメント欄には、
《これは…!絶対映画見に行かなきゃ》
といった肯定的な意見もある一方で、
《新しい学校は好きだけど、ゴーストバスターズのEDで流すのはやばい》
《彼女達に罪は無い。「これ最後に流そうぜ」にGO出たのがヤバい》
などと、エンディング後に流れたことに対して、ファンからも厳しい声が上がっていた。
本編後にミュージックビデオを上映した意図などについて、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントに問い合わせたが、期日までに返答はなかった。
映画の余韻を“バスター”することなく、これまでのシリーズのファンにも寄り添うことはできなかったのか……。