木村拓哉

 思わず“ちょ、待てよ”と言いたくなる忙しさだろう。

「4月10日から木村拓哉さんは旧ジャニーズ事務所から発足した『STARTO ENTERTAINMENT』に移籍。4月25日からテレビ朝日系で放送される主演ドラマ『Believe -君にかける橋-』の撮影が行われています。事務所が新体制で“スタート”を切り、主演ドラマの撮影に臨んでいるのですから、気合が入っているでしょう」(スポーツ紙記者)

 そんな中、木村は意外な仕事を引き受けていた。

「4月6日から『侍リーグ 2024』という実業団選手を中心にした剣道の公式大会が始まったのですが、開幕に合わせて木村さんの応援ビデオメッセージが公開されたんです。そこでは“剣道というものに出合っていなければ今のような自分には、たどり着いていないと思っています”と語っていました。2023年に発足した歴史の浅い大会にもかかわらず、多忙の木村さんがメッセージを送ったのは、強い“剣道愛”があったからこそでしょう」(芸能プロ関係者、以下同)

 木村は5歳から剣道を始めており、2023年に主演を務めたフジテレビ系のドラマ『風間公親 -教場0-』の劇中でもその腕前を披露している。

今でもプライベートで剣道の稽古を続けているんです。都心にある剣道具を取り扱う武道具店にも、定期的に通っていると聞きました」

 サムライのように人知れず修行をしているのか。木村が顔を出すという武道具店の常連に話を聞いてみると、

竹刀の“弦”はこだわりの「紫」

剣道着姿の木村拓哉と北村匠海(『風間公親-教場0-』公式インスタグラムより)

剣道の竹刀に張る弦などの消耗品や、ほかの備品を買いに来られているのをよく見ますよ。工藤静香さんといらっしゃったこともありました。昨年の秋ごろには、Koki,さんと一緒に来られていましたが仲も良さそうでした

 心身の鍛錬のために続けている木村は、剣道具にも強いこだわりがあるという。

「竹刀は『國盛』、防具は『松勘』と、昔から愛用しているブランドを使い続けているようです。また、弦は基本的に白色なのですが、木村さんは黒や紫など暗い色にするのがお気に入りなんです」(木村の知人)

 木村は2023年8月、TOKYO FMのラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by Spotify』で、「イライラしたことや、迷っていることがスパーン!ってクリアになる」と、剣道の魅力を語っている。

 剣道で培った精神力は木村の芸能活動の根幹を形成しているのかもしれない―。