(左から)櫻井翔、目黒蓮、中島健人、菊池風磨

 4月10日、新会社『STARTO ENTERTAINMENT』が始動した。所属タレントも気持ちを新たに今後の活動に意欲を見せている。世間も、新年度が始まって、街角で真新しいスーツを着た新入社員たちを見かけるように。そこで、ふと考えてみる。もし旧ジャニーズのアイドルが部下になったら──。

 というわけで、20歳から70歳の女性1000人に緊急アンケートを実施。「部下にしたい&したくない」と思う旧ジャニーズタレントをそれぞれ選んでもらい、その理由を聞いた。女性たちが“一緒に働きたい”と夢見るのは誰?

「部下にしたい!」ランキング

「部下にしたい!」ランキングで5位にランクインしたのは菊池風磨。4月に所属グループ名がSexy Zoneからtimeleszに変わり、佐藤勝利松島聡のほか、新メンバーを募集すると発表した。

SexyZone・菊池風磨(写真/週刊女性写真班)

「ドラマでのアドリブが秀逸。頭の回転がよく、面白いので」(39歳・福岡県)

「バラエティー番組に出演している姿を見て、ユーモアがあって面白いから」(45歳・静岡県)

 慶應義塾大卒と、高学歴の菊池。昨年放送された主演ドラマ『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)でも、そのアドリブでの対応力が話題に。“頭の回転の速さ”が評価されたよう。

 4位は20th Centuryの井ノ原快彦。STARTO社では、CMO(最高マーケティング責任者)に就任。4月3日より放送中のドラマ『特捜9 season7』(テレビ朝日系)で主演を務めている。

10月2日、記者会見に出席した井ノ原快彦

「昨年のジャニーズ会見で落ち着いていたのが印象的。感情的にならなそうだから」(56歳・埼玉県)

「人当たりがよく、後輩にも上司にも気を使いつつ自分の意見も言える感じがする」(64歳・北海道)

 昨年行われた記者会見に副社長として登壇した井ノ原。記者たちの怒号が飛び交う中で、冷静になるように促したり、誠実に受け答えする姿に称賛の声が上がった。そんな一面が“人当たりのよさ”として株を上げたのかも。

 3月末にSexy Zoneを脱退し、4月からはソロで活動する中島健人は3位。

中島健人

「素直で、アイドルとしてまじめに仕事をしていたイメージがあるからです」(38歳・京都府)

「持ち前のアイドル性で活躍してくれそうだから」(48歳・神奈川県)

 常にファンサービスを忘れずに“完璧なアイドル”を貫いたケンティー。そんなサービス精神が部下としても頼りになりそう?

「ドラマ『シッコウ!!』で、頼りになる役を演じていたから」(52歳・北海道)

 と、昨年7月クールに放送されたドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)でのメガネキャラのイメージも印象に残っているみたい。

 2位は嵐の相葉雅紀。4月10日にはグループ5人で新会社『株式会社嵐』の設立を発表した。

相葉雅紀

「穏やかそうな性格に見えるので、コミュニケーションがとりやすそう」(65歳・東京都)

「常識を備えていて、素直そうだから」(57歳・東京都)

「嵐の中では、いい意味で個性が強すぎないところ」(69歳・石川県)

 グループのほかのメンバーと比べると、マイルドなイメージがあるらしい。

 1位に輝いたのは、Snow Manの目黒蓮

目黒蓮 映画『わたしの幸せな結婚』初日舞台挨拶(2023年3月)

「穏やかで落ち着いているから」(37歳・大阪府)

「カッコよくて、会社に行くのが楽しみになりそう」(49歳・東京都)

「スタイルがよくて、スマートにスーツも着こなしそう」(39歳・静岡県)

「素直なイメージがある。指示にもすぐに動きそうなのと、高い所にある物も取ってくれそうだから」(22歳・三重県)

 2月にイタリアのハイブランド『FENDI』のジャパンブランドアンバサダーに就任した目黒。高身長で高級スーツを着こなす姿に、メロメロになっちゃいそう!

 このランキング結果について『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)を執筆し、旧ジャニーズ事情に精通する霜田明寛さんに聞いてみた。

「“部下にしたい”ランキングでは、アイドルとしてのカリスマ性だけではなく、“日常にいそうな親しみやすさ”も持っているタレントがランクインしている印象です。

 3位の中島さんと4位の井ノ原さんは、テレビ朝日系の組織系ドラマの印象があるように感じられます。ただ、ドラマの役柄だけがランクインの理由ではないでしょう。パブリックイメージによる“好感度”も票を集めている印象です」

「部下にしたくない!」ランキング

 続いて「部下にしたくない!」ランキング。5位タイに入ったのは、SixTONESのジェシー。今年1月から放送されていたドラマ『新空港占拠』(日本テレビ系)では、武装集団の1人として出演。その他『ハマダ歌謡祭★ オオカミ少年』(TBS系)にもレギュラー出演中。

SixTONESのジェシー

「お調子者なので、信用できない」(52歳・東京都)

「生意気で常識知らずな感じがするから」(42歳・新潟県)

「ギャグがウザそう」(39歳・静岡県)

 と、バラエティー番組での“おふざけ全開キャラ”が裏目に出てしまったようだ。

 同じく5位にランクインしたのはTOKIOのリーダー城島茂

城島茂

「部下というよりリーダーのほうが向いているから」(27歳・新潟県)

「むしろ上司になってほしい」(35歳・埼玉県)

 今回、ランクインした中では最年長の城島。長らくリーダーの看板を背負ってきたゆえに、部下というイメージは相いれないようだ。

 4位は、4月10日に個人の公式ホームページ開設を発表した嵐の櫻井翔

嵐・櫻井翔

「偉そうでイライラするから」(44歳・秋田県)

「高学歴を鼻にかけていそう」(51歳・東京都)

 慶應義塾大卒で、長年『news zero』(日本テレビ系)のキャスターを務めている櫻井。「部下にしたい」にランクインした菊池と違い、高学歴をアピールするとアダになることもあるらしい。

 ドームライブの演出を務め、裏方としても活躍する松本潤は3位にランクイン。

松本潤

「こだわりが強そう」(54歳・神奈川県)

「プライドが高そうで自己流で仕事を進めちゃいそうだから」(38歳・神奈川県)

 主演を務めた昨年のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、台本やキャスティングに意見していたことを報じられた松本。作り手としてのこだわりの強さが“協調性がない”と感じさせているよう。

 2位には、唯一、両方のランキングに入った中島健人

中島健人

「ナルシシストで勝手に行動しそう」(33歳・広島県)

「完璧主義で、こっちが疲れちゃうかも」(47歳・愛媛県)

 アイドルとしての抜け目ない王子様ぶりが“ナルシシスト”と受け取られているみたい。

ぶっちぎりの1位は大御所タレント

 総票数の半分近くを集め、残念ながら1位になってしまった木村拓哉

木村拓哉

「取引先にタメ口で話しそうだから」(36歳・東京都)

「自己主張が強いイメージで、うまくやっていけそうにない」(61歳・兵庫県)

「プライドが高く、反抗的そう」(29歳・東京都)

 といった“態度が大きい部下はイヤ”という理由が多く挙がった一方で、

「部下にするなんて恐れ多い!」(36歳・新潟県)

 と、“むしろ部下にしてほしい!”なんて声も。

 “部下にしたくない”ランキングについて霜田さんはこう分析する。

「自分の個性や世界観を持っている“クリエイタータイプ”のタレントがランクインしている印象です。中島さんが両方にランクインしたのは“親しみやすさ”と“個性”の二面性を持っているから。ただ、城島さんだけは別。20代からグループのリーダー役で“年長キャラ”だったので、部下という設定は受け入れられなかったのでしょう」

 木村がぶっちぎりで1位になった理由については……。

「木村さんは、ドラマでのイメージが強すぎるんでしょうね。反対に、木村さんが出演するドラマの影響力は絶大ともいえます。ただ、最近の木村さんの実像とはズレているのでは。個人の控室にこもらず、撮影現場では積極的にコミュニケーションをとるなど、共演者からはいいエピソードばかり聞きますしね」(霜田さん)

 4月25日には、木村が主演のドラマ『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)がスタートする。新ドラマで“イメージ刷新”となるだろうか。

部下にしたい!ランキング

1位  目黒蓮(Snow Man) 94票
2位  相葉雅紀(嵐) 78票
3位  中島健人 72票
4位  井ノ原快彦(20th Century) 45票
5位  菊池風磨(timelesz) 36票

部下にしたくない!ランキング

1位  木村拓哉 424票
2位  中島健人 53票
3位  松本潤(嵐) 47票
4位  櫻井翔(嵐) 46票
5位  城島茂(TOKIO) 28票
       ジェシー(SixTONES) 

※日本全国20歳〜70歳の女性1000人を対象に、2024年4月8日から9日にかけてインターネットによるアンケートを実施。

※4月8日時点で旧ジャニーズ事務所に所属のタレントを編集部が選び、それぞれ「部下にしたい」「部下にしたくない」と思う1人を選んでもらい、その理由を聞いた。

霜田明寛 1985年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中から執筆活動を始め『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)は3万部突破のロングセラーに。SBSラジオ『IPPO』準レギュラーをはじめ、テレビ・ラジオ出演多数