辻希美

 元モーニング娘。の辻希美が自身のYouTubeチャンネルで明かした、13歳の中学生長男の“育児”に悩むエピソードが反響を呼んでいる。

 この日、夕ご飯を作りながら展開したトークで、冒頭から長男に対する不満をぶちまけた辻。なんでも長女の部屋を広くしたことに「ずるい!」「俺の部屋も広くしたい」と言い出した長男を諭すも、

「“この壁をぶち抜きたい”みたいなことを言い始めて。でも“無理だ”って言って阻止したの。そしたら、あの人(部屋の)壁紙をビリビリって破いて、壁のところに“すみません。でも壁をぶち抜きたいです”って書いてて、ヤバくない?」

 自室と空いていた隣の部屋を繋げようとしたのか、長男が壁紙を破ったことを報告。「言葉が出ないです。本当に嫌だ…」と思春期待っただ中、反抗期にある息子の行動を理解できない様子。さらに高級ティッシュの無駄遣いにも言及するなど、愚痴が止まらない辻だった。

 すると動画のコメント欄には、

《うちの中学生男子と一緒です》

《甘えなのか反抗期故の行動なのか…同じ母親目線で考えても無理です》

《私も男の子のママだからやんちゃで手を焼く気持ちが本当に分かります。どうしたら分かってくれるのか、分かっていてやっているのか。どうしたらいいんだろうって毎日考えちゃいます

長男のプライベートを明かす辻に違和感

 小学生までは言うことを聞くかわいい息子だったのが、中学生になった途端に理解不能な行動をしだす“あるある”として、同世代の子どもを育てるママ視聴者から多くの共感メッセージが。

 成長過程において、頭では思春期・反抗期は避けられない道と理解するも、実際に目の当たりにすると親として混乱し、苛立つのも致し方ないこと。しかし、今回の動画内容がネットニュースでも伝えられたことで、彼女の行動にも疑問を呈するユーザーも散見される。

こういう子どものプライベートな問題を動画にあげるのって、子供に許可とってるのかな? 自分の愚痴やプライベートなことを親が動画で喋っちゃうのって、すごく子どもの心を傷つける行為だと思うんだけど。。

 自宅内での極めてプライベートな子どもの言動を、親がネット上で勝手に暴露することに違和感を覚える、また子どもの尊厳が損なわれるのではないか、と見る向きもあるのだ。

 自身も息子を育てた芸能リポーターは「これは辻さんに限ったことではありませんが」と、ネットコンテンツの使用に注意を呼びかける。

木下優樹菜や仲里依紗もブチ切れた

2023年6月にも、辻希美は中学1年生の長男とおこづかいについて言い合いをする場面を投稿(本人YouTubeより)

 芸能人やインフルエンサー、さらには一般ユーザーがYouTube、X(旧ツイッター)やインスタグラムなどのSNSで語った、息子や娘にまつわるトラブルが拡散される現状。乳児や幼児ならともかく、辻のように小中学生のプライベートを、まるで近所の井戸端会議のように明かすこともザラだ。

 たとえば1月、元タレントの木下優樹菜が、言われても洗濯物を片付けようとしない11歳の娘の様子を明かし「なんかもう狂いそうになってくる」と苛立ちを見せた。

  女優の仲里依紗も3月、普段から「反抗期ボーイ」と称する、10歳の長男とのエピソードを披露。ゲームセンターでお目当ての景品が取れず不機嫌になる息子を見かねて、「1回ブチ切れたわけ」と揉めたことを明かした。

「ご長男が生まれた頃からブログで明け透けに話してきた、ある意味突き抜けてきた辻さんの家庭だけに、もしかしたら“慣れっこ”かもしれませんが、中学生になって同級生にからかわれたりと学校生活に支障をきたす可能性も否定できません。

 自分に賛同してくれるネットでのガス抜き、または収益を得ているのならば“話のネタになる”との軽い気持ちかもしれませんが、多感な時期の子どもたちにとって一生の傷にもなりかねない行為。それに他の保護者の目もありますし、動画やSNSを機に子どもが思わぬ事件や事故にも巻き込まれかねませんからね」(前出・芸能リポーター)

 ネット上でも子どもを守るのも親の役目だ。