3月4日、第55回『なるほど展』を鑑賞された佳子さま。島津家との会合にもご出席

「佳子さまが節目の30歳を迎える今年、“ついに本命のお相手候補が浮上した”ともっぱらの噂です。どうやら美智子さまのご意向も反映されているとか」(皇室ジャーナリスト、以下同)

『霞会館』で開かれた会合

4月4日、『地球環境大賞』の授賞式に出席された秋篠宮ご夫妻。島津家との会合にも参加された

 4月13日、佳子さまは上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と共に、お忍びで東京都千代田区にある『霞会館』を訪れたと一部で報じられた。この日、『霞会館』では“ある会合”が開かれていたのだ。

「『霞会館』は旧華族の親睦の場として存在し、会員資格も旧華族の男性やその夫人など、厳しい制限が設けられています。この日、上皇さまたちは、鎌倉時代から続く由緒正しき家柄である島津家との会合に出席されていました」

 島津家は皇室と密接な関わりがある。

「昭和天皇の后である香淳皇后は、江戸時代の大名だった島津忠義の孫にあたります。そして昭和天皇と香淳皇后の間に生まれたのが、今の上皇さまなので、現在の皇室には島津家の血が流れていることになるのです」

 そんな皇室とも縁のある島津家との会合に足を運ばれた佳子さま。この会合は、親睦を深める以外にも目的があった─。

「上皇ご夫妻は長年、島津家との定例会に出席されていましたが、今回は佳子さまと島津家のご子息で同年代の男性との“お見合い”の意味もあったといわれています。美智子さまが、今回の会合に佳子さまも参加するように動かれたのではないでしょうか。皇室に影を落とした眞子さんの結婚騒動後、秋篠宮家への批判は止まりません。佳子さまのご縁談を“成功”させようと計画された可能性もあります」(宮内庁関係者、以下同)

 今回の会合に注目が集まった理由のひとつに、政府が推し進める法案が挙げられる。

「“女性皇族が結婚後も皇室に残る”という案が、国会で本格的に協議される予定です。佳子さまは、自分も対象となりうるこの法案が正式に成立する前に結婚したいと思われていることでしょう。 

 ただ、姉の眞子さんと小室圭さんは婚約内定の会見後に、小室さんの母親の金銭トラブルが発覚し、3年半以上も結婚が延期されました。そうした背景もあり、秋篠宮ご夫妻は佳子さまには“国民から祝福されるような相手と結婚してほしい”と思われていることでしょう。美智子さまも同様のお考えだからこそ、今回の会に佳子さまを参加させたのかもしれません」

美智子さまが秋篠宮家を“フォロー”された理由

4月9日、美智子さまは昭憲皇太后が祀られる明治神宮を参拝された

 象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授は、美智子さまが秋篠宮家を“フォロー”された理由について、次のような見解を示す。

「秋篠宮家の親子関係は良好でないといわれており、佳子さまからすると“結婚相手”という選択について、ご両親から干渉を受けるよりかは、美智子さまから説得されたほうが納得できるのだと思います」

 こうして“極秘お見合い”が実現したようだが、以前から佳子さまには噂されていた男性がいた。

「'15年、『富士急行』の御曹司との交際が一部で報じられました。しかし、お相手の男性の父親、つまり『富士急行』の社長がこの報道を真っ向から否定しています」(皇室担当記者)

 こうしたロマンスの噂は一度だけではない。佳子さまが大学3年時、イギリスの『リーズ大学』に留学された際、同時期に留学し、同じ寮で生活していた東出昌大似のイケメン男性との噂が浮上。しかし、その後に男性本人が週刊女性の直撃取材に対して交際を否定。ただ、佳子さまのことを“彼女”と呼んで話していたことから、親密な仲だったのだろう。

「これらの話が真実かはわかりませんが、いずれにしろ、身内からの紹介ではなく、“自由な恋愛”を望まれている印象だったので、島津家との会合に出席されたのは驚きました」(前出・皇室ジャーナリスト、以下同)

 佳子さまは'19年、『国際基督教大学』を卒業された際に公表した文書で《結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています》と“自由意思の結婚”を重要視されていた。島津家との会合に“お見合い”の目的があった場合、佳子さまはなぜ応じられたのだろうか。

「やはり“将来の皇室のために”というお気持ちがあるのだと思います。現状の皇室典範では、弟の悠仁さまがいずれ天皇に即位されます。佳子さまは天皇の姉という立場になられるので、国民から祝福を受けられるようなお相手と結婚されることが、悠仁さまのためにも望ましいとお考えなのかもしれません」

皇族の結婚相手としては申し分ない経歴

小室さん夫妻の結婚が秋篠宮家に影を落とすことになった(写真は'21年11月)

 一方で「名家との結婚が必ずしも祝福されるわけではない」と語るのは、前出の河西准教授。

「“結局、上流階級同士での結婚”と捉えられてしまうおそれもあるでしょうし、“皇室のために佳子さまの自由を奪うのか”という声が上がる可能性もあります。ただ、ご自身からお相手への結婚のアプローチが難しいことは理解できるので、周囲のサポートから名家の方との会合が実現したのでしょう。しかし、その出会いがうまくいくかは別問題だと思います」

 佳子さまの将来のお相手候補として急浮上した、島津家の末裔・Aさん。その素性とは─。

Aさんは佳子さまと同世代で、現在は大手銀行に勤務しており、幼稚園から大学まで学習院に通っていました。大学を卒業後は、学習院OBたちで構成される団体の役員も務め、リーダーシップあふれる好青年ですよ。

 彼は学生時代からとてもアクティブで、大学まで部活に打ち込んでいました。学業の成績も優秀で、友人も多く人あたりがいいんです。勤務先の銀行でも周囲から頼られており、評判は上々です」(Aさんの知人)

 皇族の結婚相手としては申し分ない経歴のAさん。佳子さまとのご縁談について話を聞こうと実家を訪れ、インターホンを鳴らすと、母親らしき女性が応答。4月中旬の会合について質問すると、

「ごめんなさい、こちらでは何もわからないです」

 と返答が。

 Aさんと佳子さまが会合でどのような交流があったのかに関しては、

「あの……。恐れ入りますが、何もわからないので、申し訳ございません」

 とAさんが会合に参加したことは否定しなかった。

 以前、理想の男性像について《一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております》と答えていた佳子さま。その時が刻一刻と迫っている─。

河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数