新学期が始まり、高校3年生になられた悠仁さま。大学進学に向けて、進路選択の時期が刻一刻と迫っている。
「ここ数年、悠仁さまがどの大学に進学されるのか、常に注目が集まっており、東京大学や筑波大学など、さまざまな大学が候補として囁かれました。そんな中、悠仁さまが昨年トンボに関する論文を発表したことで、“推薦入試制度を利用した大学進学への布石ではないか”と物議を醸しています」(皇室ジャーナリスト、以下同)
悠仁さまの進学先が浮上
臆測が飛び交うばかりで、いまだ明らかにならない悠仁さまの進学先だが、秋篠宮家の周囲では思いもよらない進路が浮上しているという。
「昨年、秋篠宮さまは悠仁さまの進学先について“海外の大学もあるかもしれません”と周囲に漏らしていたそうです。眞子さんの結婚騒動以降、秋篠宮家を取り巻くバッシングの嵐は収まる気配が見えません。そうした状況を鑑みて、静かな環境で勉学に集中するためにも“高校卒業後すぐに、海外の大学に”と考えておられるのかもしれません」(秋篠宮家関係者)
海外の大学といってもその数は膨大で、悠仁さまが関心を寄せられる生物学や農学について専門的に学ぶことのできる大学も数多い。そんな中、
「最も可能性が高いのはオックスフォード大学なのでは」
と話すのは元宮内庁職員で、皇室解説者の山下晋司さん。
「天皇陛下も秋篠宮殿下も2年間オックスフォード大学大学院に留学されました。お父さまの秋篠宮殿下は動物学科に在籍し、魚類の分類学を学ばれていました。昆虫や農学にご関心のある悠仁親王殿下の研究レベルは相当高いようですから、大学卒業後ではなく高校卒業後に、お父さまがよくご存じのオックスフォード大学に進学される可能性はあると思います」(山下さん)
課題となる警備面
オックスフォード大学は約50もの学部が存在し、さらに250以上のコースに分けられており、学生の多様な関心に対応している。
「生物学科には動物行動学や発生生物学などを学ぶことができるコースがあります。これまで悠仁さまが取り組んでこられたイネやトンボの研究を、より深掘りすることができるでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
未来の天皇陛下が4年間海外に住まわれるとなると、やはり警備面が課題となるだろう。これについて山下さんはこう解説する。
「悠仁親王殿下のお立場は、将来の天皇という点で、昭和時代の今の陛下と同じです。陛下の留学中は、英国の警護官が2人ついていた上、侍従が外務省に出向し、英国大使館員としてお世話をしていました。ですから、悠仁親王殿下が外国の大学に進学された場合は、同様の体制をとることが考えられます」
秋篠宮さまが悠仁さまの海外進学を後押しする背景には、こんな“父心”があるそうで、
「陛下の留学は、皇太子ではなかったから可能だったといえます。上皇陛下は御誕生時から皇太子で、18歳の成年以降は外国訪問など多くの公務を担われていたため、大学に通われてはいましたが、卒業はかないませんでした。そうしたお父さまやお兄さまをご覧になってきた秋篠宮殿下は、息子が皇嗣でも皇太子でもないうちに、できるだけ自由に学ばせたいとのお考えをお持ちなのではないかと思っています」(前出・山下さん)
海外に羽ばたかれ、新しい天皇像を確立される日が待ち遠しい。