「本当に、甚大な被害を受けたんだな……」
2023年9月、被災地を訪れ、唐沢寿明はそう呟いた─。
「2025年1月クールで唐沢さんが主演をする連続ドラマの放送が決まりました。唐沢さんはここ数年、衛星放送の大型ドラマに出演していたので、地上波の連続ドラマからは遠ざかっていたんです」(芸能プロ関係者)
2021年の出演以来、実に4年ぶりとなる地上波の連ドラ主演。放送が待ち遠しいが、そんな唐沢の姿は4月6日、熊本にあった。
2016年に発生した熊本地震の復興支援イベント『GO!GO!ラリーin熊本』に参加していたのだ。
「クラシックカー好きの唐沢さんが発起人となって開催したんです。妻の山口智子さんも参加しており、話題となりました。唐沢さんは過去にも、東日本大震災の復興支援で同様のイベントを開催しています」(スポーツ紙記者)
今回は熊本での開催だが、どのような経緯があったのか。『GO!GO!ラリーin熊本』の実行委員長が明かす。
「もっと熊本が元気になってほしい」
「唐沢さんから2023年6月に“熊本でもチャリティーイベントができないか”と、お話があったのが始まりです」(実行委員長、以下同)
その3か月後、冒頭のとおり復興の状況を視察したという。道路状況なども確認し、イベント開催を決めた。
「被災から今年で8年になります。イベントでは、たくさんのクラシックカーを見ていただき、少しでも被災地の方々に笑顔になってほしいという“笑顔の交流”がテーマでした。
被災地では、まだそこまで気持ちが追いつかない人も大勢いらっしゃるはずですが、イベントでは多くの方が沿道に来てくださり笑顔を届けてくれました。唐沢さんも“もっと熊本が元気になってほしい”と話していました」
イベントには全国から総計106台のクラシックカーが集結。参加費の一部である106万円を、熊本城の石垣の修繕費用として寄付したという。現地では、唐沢夫妻のこんなほほえましい“2SHOT”が見られたという。
唐沢と山口の“あうんの呼吸”
「ラリーでは、ラリーコースの道順を紙にひとコマずつ記した“コマ図”を見て走るんです。山口さんはYouTubeの動画撮影をしていたので、唐沢さんはコマ図を読みながら運転するなど、全部ひとりでこなされていました」
一般的に自動車競技のラリーでは、助手席に座ったナビゲーターがコマ図を見て、ドライバーに道順を伝えていく。本来であれば、山口が道順を伝えるべきだが……、
「逆に、唐沢さんがすべてを引き受けている様子を見て夫婦仲がとてもいいのだと感じました。仕事では、ほぼ共演のないふたりが、“あうんの呼吸”で一緒のことを自然と行えているということが素敵ですよね」
妻に求めすぎない唐沢の姿勢こそ、夫婦円満の秘訣なのかも。