田中みな実 ドラマでは亀梨和也にフラれたが、実生活ではゴールインなるか

《大学生に見えない! 30代のおばさんとおじさんのアオハル見せられても》

 SNS上でこんな評価が見られたのは、石原さとみと亀梨和也がダブル主演するドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)。亀梨と田中みな実(37)の“恋人共演”も話題となり注目されたものの、1話目からみな実の役作りに疑問の声が。ドラマウォッチャーの神無月ららさんは、

「みな実さんは世間の思惑に乗っかるのがうまいんです」

 と、世間の声とは逆にその手腕を評価。

見事な“戦略”

「平成の時代にはないツヤ肌&今っぽいメイクで『大学生には見えない!』と話題になりました。確かに大学生にしては貫禄がありすぎた(笑)。噂されている亀梨さんとの共演も込みで“話題にされて上等”くらいの覚悟があったのかも」(神無月さん、以下同)

 みな実のこれまでの“戦略”も見事だという。

「TBSの局アナ時代に彼女がアシスタントを務めた『サンデージャポン』では、徹底してぶりっ子キャラを演じ、CMまたぎでカメラにアップで抜かれると、顎に手を添えて上目遣いに目をしばたたかせる。それを見て爆笑するスタジオ、というぶりっ子芸は、それこそ何百回繰り返されたかわからないお約束でした」

 それは女優に転身してからも変わらないようで、

「同じくテレビ朝日系の『M 愛すべき人がいて』では、主人公・アユの恋敵、レコード会社の秘書役を、オレンジの眼帯姿で熱演していました。ねっとり絡みつくようなセリフ回しで、三浦翔平さん演じる元恋人・マサに『ゆ~る~さ~な~い~!』と絶叫しながらドラムをたたき続けるみな実さんに、爆笑したのを覚えています(笑)」

ゴールインなら反感も?

 神無月さんは彼女の最大の武器を、

「笑われるということ。田中みな実という人の一番の強みはこの世間から笑われる、バカにされるのを怖がらないこと、だと思います」

 としたうえで、

「現に局アナ時代はそのぶりっ子感ゆえ、嫌いな女子アナランキング的な企画では常にトップにランクインしていましたし、眼帯秘書で笑われることは“築き上げた局アナブランド”を地にたたき落とすのと、ある意味、同義です。でも彼女はバッシングや笑いを受けつつ、やり続けてやり抜いた」

テレビ朝日系ドラマ『Destiny』のキャスト陣。中央が石原さとみ、左隣が亀梨和也、いちばん右が田中みな実(番組公式HP)

 局アナ時代後期には、自らの美の秘訣と努力、愛用のアイテムを美容雑誌で惜しみなく披露。女性の評価も得るように。

「いけすかないイメージが強いほど、頼れる美のカリスマへの反転パワーは最強」

 “みな実スタイル”を貫いた結果、世間に愛されてきた彼女。しかし、その武器も恋人の存在で台無しになる可能性が。

「仕事も美容も全部うまくいっているのに恋愛はなんだか不器用、という部分は彼女の完璧さに“ヌケ感”や“安心感”を与えていたような気がします。これで彼とゴールインしたら、一気に反感を買うかもしれません。でも、もともと結婚したいと常々語っていた彼女なので、全部手に入れちゃえよ!と個人的には思いますね」

 それでも戦略家の彼女なら、新しい作戦がありそうだけれど─。

計算高いと思わせて、実は不器用なタイプ。サービス精神のかたまりでストイックの権化ですからね。次の一手を待ちたいです」