4月18日、嵐の松本潤が舞台『正三角関係』に出演することが発表された。
「演劇界の巨匠・野田秀樹さんが作・演出を手がけます。松本さんと、長澤まさみさん、永山瑛太さんの3人を中心に、実力派キャストが勢ぞろい。“父親殺し”という事件を巡るサスペンス劇です」(スポーツ紙記者、以下同)
松本が舞台に出演するのは、13年ぶりだという。
「'11年に上演された蜷川幸雄さん演出の『あゝ、荒野』以来となります。松本さんは、これまで嵐の活動もあって公演が長期となる舞台には、なかなか出演できずにいましたが、野田作品への出演を夢見てワークショップに何度も参加していたんだとか。'20年末で嵐が活動休止に入り、'23年の大河ドラマ『どうする家康』を終えたタイミングで、ようやく念願が叶いました」
25周年の“再始動”は
松本自身も“大きな挑戦”と語るこの発表にファンは大喜びかと思いきや、
《25周年復帰ツアーとかないのかな…と複雑》
《けど嵐の活動再開は遠くなったってこと?なのかな》
《復活ライブ期待してたからちょっと残念》
などと、一部では複雑な反応も。なぜなのか。
「舞台のスケジュールが影響しているのでしょう。7月11日の東京公演を皮切りに、福岡、大阪で上演されます。そして、10月31日から11月2日には、イギリスのロンドン公演も予定しているのです。この日程で松本さんに仕事が入っていると、嵐のデビュー25周年を記念した“再始動”は望み薄となってしまいますから……」(前出・スポーツ紙記者)
嵐がデビューしたのは'99年11月3日。今年の11月3日で25周年を迎える。その日を前に、活動再開への期待が高まっていたのだ。
「4月10日から、旧ジャニーズ事務所が新たに設立した『STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)』が本格始動しました。そのタイミングで、嵐のメンバー5人で『株式会社嵐』設立を発表。“5”を強調していたり《未来を描くための準備》とコメントしていたりと“何か”を予感させるものだったのです」(芸能ジャーナリスト)
メンバー間の“ズレ”
嵐はどうなっていくのか、株式会社嵐の代表取締役である弁護士の四宮隆史氏に聞いた。
「株式会社嵐は、グループ単位でSTARTO社とエージェント契約を結んでおり、グループとしての活動のために設立した会社になります」
つまり、メンバー個人の仕事に関与することはないということだ。そして、気になる今後の活動については、
「現時点では決まっていませんが、具体的なことが決まり次第、メンバーからファンのみなさまにお知らせいたします」(四宮弁護士)
STARTO社にも、株式会社嵐の今後について問い合わせたが、
「これまでタレントを支えていただいた多くのファンのみなさまや関係者の方々のご期待に沿うべく、さらなる飛躍を目指してまいります」
と、答えるにとどまった。だからといって、極秘裏に今後の計画が動いているわけではなさそうで、
「本当に何も決まっていないようですよ。“これから考えていく”段階だとか」(前出・芸能ジャーナリスト)
5人は今、バラバラの方向を向いていて……。
「今後の人生やキャリアにおいて、興味のあることや、やりたいことに“ズレ”が生じているようです」(芸能プロ関係者、以下同)
いったい、どんなキャリアを望んでいるのか。
「大野智さんはようやく手に入れた“自由な生活”を手放したくない思いが強い。小さなお子さんがいる相葉雅紀さんと櫻井翔さんは、性加害問題がお受験に影響することを恐れて独立を考えているとか。さらに、櫻井さんは次世代のアイドルをプロデュースすることに強い興味を持っているといいます。松本さんはコンサートや舞台の“演出家”としての仕事に、さらに力を入れていきたいそうです」
唯一、5人が一致しているのは、
「'23年10月に一足先に独立した二宮和也さんのように、自由に動きたいということです。全員が40代となり、この先の人生を考えたとき、それぞれのキャリアプランから、今は“嵐”の文字は消えているようです。本音としては、もうアイドルはやりたくない気持ちもあるそう」
嵐を脱ぎ捨てて5人は“ハダシの未来”へ駆け出していくのか─。