左から大谷翔平、羽生結弦

 元AKB48・板野友美が4月18日までに更新したインスタグラムで《アイドル育成レッスンスクールを5月より開校します》と発表した。板野といえば、2021年に東京ヤクルトスワローズ所属のプロ野球選手・高橋奎二と結婚。そんな“アスリート妻”には「内助の功に徹して」という声が寄せられることもあるが、現在、プライベートで夫を支えつつ自身の仕事もバリバリこなす女性有名人たちも増えてきている。

大谷夫人も「スポーツ教室」報道

 女優やモデル、アナウンサーなどと結婚している男性アスリートも少なくないが、たとえば元プロサッカー選手・槙野智章(2022年12月に引退発表)の妻で女優の高梨臨は、2018年2月に結婚した後もドラマや映画への出演を継続。

 また、2011年6月にプロサッカー選手・松井大輔(今年12月に引退予定)と結婚した女優・加藤ローサは、出産や育児で芸能活動をセーブしていた時期もあるが、2014年頃から徐々に芸能活動を再開している。

 プロ野球選手・田中将大選手と結婚したタレント・里田まいも出産や育児を経て、独身時代と比べると表立った芸能活動は減っているものの、昨年、自身のブランド『THE MINE COLLECTION』の立ち上げを報告した。

 今回“スクール開校”を発表した板野も、すでに自身のブランド会社『ROSY LUCE』(2022年設立)の代表取締役であり、今年1月には自身の妹分としてプロデュースするアイドルグループ『RoLuANGEL』をお披露目していた。

「ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手との結婚が明らかになった元女子バスケットボール選手・田中真美子さんも、4月16日発売の『女性自身』で“スポーツ教室”を開く可能性が報じられていました。このように、新たな挑戦を続けるアスリート妻たちもいることを考えると、フィギュアスケーター・羽生結弦さんの結婚および離婚騒動は、つくづく“時代遅れ感”がありました」(スポーツ紙記者、以下同)

実名報道の是非

 熱狂的なファンを多く抱える羽生は、2023年8月4日に結婚を電撃発表。相手女性の素性は公表しなかったが、同年9月19日に山口県の地元紙『日刊新周南』有料ウェブ記事が、同県光市出身のバイオリニスト・末延麻裕子さんであると伝え、ほかのメディアでも実名報道されるように。

 ところが、結婚からわずか3か月ほどで、羽生は離婚を報告。本人のインスタグラムにて《一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道》に触れつつ、《現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難い》として離婚を選択したと説明していた。

「最後まで《一般人であるお相手》と強調していましたが、同年11月30日発売の『週刊新潮』によれば、末延さんは実名報道を許可していたとのこと。ほかのメディアでも散々指摘されているように、羽生さんサイドは本人のイメージを守るため、結婚相手について隠したかった様子です」

友近とツーショットを撮る、羽生結弦の元妻でバイオリニストの末延麻裕子氏(友近のインスタグラムより)

 同年12月27日発売号の『週刊文春』では化粧品関連会社社『Masashi Collection 1225』の社長で“末延さんの支援者”の安田正氏が「彼女はプロのバイオリニスト」「その道を捨ててまで、羽生と結婚した」と悔しさを滲ませていた。

「夫婦できちんと話し合いがなされていれば、アスリート妻が仕事を続けようが辞めようが問題ないでしょう。末延さんも当初は納得したのかもしれません。ただ、羽生さんのために仕事を辞めることになったばかりか、実名報道を許さず、挙句の果てにスピード離婚……という結果はあまりに気の毒。結婚していた期間、羽生さんの世話は母親らが続けていたとも報じられていますし、末延さんのキャリアを途絶えさせる必要はあったのか」

 羽生家から“解放”された末延さんは4月13日、地元・山口県の『熱血テレビサタデー』(KRY山口放送)にゲスト出演して生演奏するなど、少しずつ公の場での仕事を再開している。

 アスリートの妻であっても、必ずしも「家庭に入って大人しく……」という時代ではない。夫からの理解があるならば心配はいらず、むしろ自立した良い夫婦関係を築いていけるだろう。